「記録、記憶、証」余命10年 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
記録、記憶、証
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20歳の時に肺動脈性肺高血圧症を発症し闘病の中で自身の病気の10年生存率が殆どないことを知り、恋愛はしないと決めた女性が、中学校の同窓会で10年ぶりに出会った男性と惹かれあう様になっていくストーリー。
三島を離れ東京で暮らしていた同級生は3人という縁もあり、3人が交流していく中で、そういう流れになっていく展開で、そういう背景とか病名は別として、どこかでみたことがある様な話という印象がついてまわる。
この様な境遇で恋愛を避けてその後の時間を過ごしたって、誰も責められないし、それ以外のところでも彼女は決して後ろ向きだったり悲観的に生きている感じはなかったし…。
病気のことを誰にも話さず周囲の人達と過ごして来た主人公が執筆した際の沙苗のリアクションは胸アツだったし、その後も悪くは無いのだけれど、予定調和な感じがしてそれ程は響かず。
俳優陣も素晴らしいし、とても良かったとは思うけれど…自分はどうも擦れ過ぎなのかな。
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みかずきさんのコメント
2022年5月4日
はじめまして、Bacchusさん。
みかずきです。
沢山の共感ありがとうございました。
10年くらい映画レビューは、キネ旬掲載を目標に書いています。
ビギナーズフラッグで一回掲載されただけの状況です。
こちらのサイトには本年2月に登録したばかりです。
宜しくお願いします。
さて、本作、従来の難病恋愛映画の枠を越えた作品だと思いました。
茉莉と和人の人生を対比することによって、人間の運命の非情、不条理に迫った作品だと感じました。
小松菜奈、坂口健太郎の演者としての飛躍の起点になる作品だと思いました。
では、また共感作で交流させて下さい。
-以上-