BECKY ベッキーのレビュー・感想・評価
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13歳の少女ベッキーが、脱走した凶悪犯4人組を相手に反撃開始。 普...
13歳の少女ベッキーが、脱走した凶悪犯4人組を相手に反撃開始。
普通なら無力なはずの子供が、別荘にある身近な道具を次々と武器に変え、敵を誘き寄せて一人ずつ仕留めていく。
問題はその殺し方が惨すぎること。スカッとする爽快感がある反面、あまりに残虐で思わず目を背けたくなる場面も多い。
それでも、理不尽に家族を奪われた少女の復讐劇としては強烈に心に刺さる。
まさに“ランボー級の復讐心”を秘めた少女か、それとも“バイオレンス版ホームアローン”か。
無垢な年齢と凶暴な行動のギャップが恐ろしくも面白い、鮮烈なスプラッター・サバイバル映画だった。
秘密基地
女の子にだって秘密基地はある!結構本格的な造りになっていた秘密基地だが、小学生だったベッキーに作れるはずもなく、やはり父親が作ってくれたんだろうなぁ・・・などと色々ノスタルジックに浸れるわけもなく、どんどんと凄惨な復讐魔と変貌を遂げるベッキー。父が殺されたシークエンスでは彼もまたネオナチの仲間なのではないかと疑ってもみたのですが、やはり凶悪なハーケンクロイツタトゥーを彫ったドミニクの5万時間以上の計画によるものだった。
その根源である不気味な鍵がストーリーのキーとなるのですが、どういう経緯でベッキーたちの別荘に隠されていたのだろう?映画的にはマクガフィンの一種なのでしょうけど、その鍵を巡って殺戮が繰り広げられる存在。それが何千万ドルもの価値があるダイヤモンドだっていいし、地球を滅ぼす兵器だっていいわけです。ベッキーの暴力性を目覚めさせたという点では父親が殺されたのを目撃したことに加えて相乗効果があったのだろうけど・・・
最も強烈なシーンは、ベッキーが死に物狂いで鍵をリーダーのドミニクの左目を刺したところから、ドミニクが自分で宙ぶらりんになった眼球を切り落とすところ。お前は伊達政宗か?!とにかくトラウマ級・・・
質としてはB級だがつまらなくはない
アナベル 資料人形の誕生に出演していたルールー・ウィルソンが主演という事で見てみました。
相変わらずかわいらしいですね。
さて、この映画は凶悪脱獄囚に父親を殺され、復讐に燃える13歳少女という設定なわけですが、子供の復讐劇と言えば過去にも色々ありましたね。
代表的なところで言えばキックアスでしょうか。あれは爽快感もあって面白かった。
しかしこちらは全体的に「浅い」感じが終始します。
全部見終わっても結局なんでこうなったのかよくわからないし色々と説明不足。
90分という短い映画の割に前半が特にに退屈で、話が面白くなるのは復讐劇になってからなんですが、なんか「そうはならんだろ」という雑なシーンが結構目に付く。
例えて言うならヴァイオレンス版ホームアローンって感じでしょうかね。
あっちはコメディだから笑って見過ごすんですが、こっちはシリアスなんでどうしても気になってしまいます。
アクションも特に派手さは無く、爽快感もそこまでではないという…。
まだあどけなさの残るルールー・ウィルソンが返り血を浴びながら復讐していくという「画」は悪くないですがね。
深く考えないで頭を空っぽにしてみる分には面白いと思います。
【”怒りを解き放つ鍵。そして母を亡くした少女の怒りは、再婚しようとした父からネオナチに向かった。”今作は熱帯夜に見ると非常に爽やかな気持ちになるバイオレンスアクションである。】
■母親を亡くした13歳の少女・ベッキー(ルル・ウィルソン)は反抗期の真っただ中。そんなある日、彼女は山の中の別荘で父から再婚相手ケイラと息子タイを紹介されるが、反抗心からその場を飛び出してしまう。
その直後、刑務所から脱獄したネオナチの凶悪犯4人組が別荘に押し入ってくる。
◆感想
・今作を非常に爽やかな作品である、と思った私は何処かオカシイのでしょうか。ハイ、オカシイです・・。
・今作では、”少女VSネオナチ”という、ナカナカ観ない設定が面白怖いのである。
・劇中では、ネオナチは”鍵”探しに拘るのだが、結局その理由はハッキリとは描かれない。だが、鍵を手にしたベッキーの”良い子で居る時は、とっても良い子。でも悪い時は・・。”と言う序盤のフレーズがここで効いてくるのだなあ。
ここは、私の勝手な解釈であるが、”鍵”とは封印していた暴力を開放する”鍵”なのである。故にその”鍵”を手にしたベッキーは、ネオナチの中でも理性的で、序盤に幼い子供二人を車を奪うために殺めた事を悔いるエイベックスの差し出した手を無視して、無表情に彼の頭を銃で撃ち抜くのである。
<そして、ベッキーに事件の真相を聞き出そうとする女医に対し、ベッキーはシラを切るのである。ベッキーの本性が目覚めたシーンである。
正に、13歳の血塗れ少女・ベッキーを演じたルル・ウィルソンが、華やかにサスペンスホラー界に降誕した瞬間なのである。
大体ね、ネオナチなんて思想を持っている連中なんか、ドンドンヤッテ仕舞えば<以下自粛>>
子供にここまでやらせるとは・・・(笑)
少女版『ランボー』・・・
ってか、目的が家族と新家族候補を守るために戦うってだけで、完全に被って見えてしまったのは何なのか・・・(笑)
まぁ、いいや。
父親を殺した脱獄囚軍団と少女の戦いなんだけど、正直、「ここまで子供にやらせるか?」って位エグイ事させている。
結構珍しいかも。
で、残念なのが、犯人の目的である鍵と、ベッキーの正体があやふやな状態で終わってしまっている事。
鍵は「カナダの25セント・・・」なんて字幕が最後にあったから、これに謎が隠されているのかとは思えるんだが・・・
ベッキーは殺しを通じて裏の人格が目覚めてしまったのか・・・
終わり方がモヤモヤする点だけは残念。
天性の殺人者。
なぜ、ただの13歳の少女があそこまで強いのか、なぜあそこまで残忍になれるのか。本作では終始その説明はない。ただ、冒頭でネオナチの刑務所での様子と主人公の学校生活がリンクさせて見せられる。まるで両者が同等であるかのように。
作品途中まで観客はベッキーについて疑問を抱きながら見続ける。しかし、終盤に差し掛かりそんなことはどうでもよくなる。強いて言えば天性の素質とでもいえようか。説明はとにかく不要なのだ。
幼い少女が暗殺者に育てられるというネタは数あれど、本作はなかなかアプローチが斬新だった。
残虐性は伝染するのかあるいは天性のものがあるきっかけで目覚めたのか。孤児となったベッキーは今後アサシンとしての道を生きるのだろうか。
切断は新鮮
アサシン誕生!
期待はずれ
"リスちゃん"
少女版ランボー
鑑賞動機:あらすじ10割
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