「秘密基地」BECKY ベッキー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
秘密基地
女の子にだって秘密基地はある!結構本格的な造りになっていた秘密基地だが、小学生だったベッキーに作れるはずもなく、やはり父親が作ってくれたんだろうなぁ・・・などと色々ノスタルジックに浸れるわけもなく、どんどんと凄惨な復讐魔と変貌を遂げるベッキー。父が殺されたシークエンスでは彼もまたネオナチの仲間なのではないかと疑ってもみたのですが、やはり凶悪なハーケンクロイツタトゥーを彫ったドミニクの5万時間以上の計画によるものだった。
その根源である不気味な鍵がストーリーのキーとなるのですが、どういう経緯でベッキーたちの別荘に隠されていたのだろう?映画的にはマクガフィンの一種なのでしょうけど、その鍵を巡って殺戮が繰り広げられる存在。それが何千万ドルもの価値があるダイヤモンドだっていいし、地球を滅ぼす兵器だっていいわけです。ベッキーの暴力性を目覚めさせたという点では父親が殺されたのを目撃したことに加えて相乗効果があったのだろうけど・・・
最も強烈なシーンは、ベッキーが死に物狂いで鍵をリーダーのドミニクの左目を刺したところから、ドミニクが自分で宙ぶらりんになった眼球を切り落とすところ。お前は伊達政宗か?!とにかくトラウマ級・・・
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