「突出した才能を目の当たりにすると人間は・・・」リスペクト ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
突出した才能を目の当たりにすると人間は・・・
オープニングで年代を見て頭に浮かんだのは「グリーンブック」そしてアレサ・フランクリンの歌声(才能)で頭に浮かんだのは「ボヘミアン・ラプソディ」、結局エンディングまでスクリーンと2つの作品がないまぜになったままでした。
グリーンブックが終了したのが1966年で1968年にアレサ・フランクリンがMSGのステージに上ったことを考えるとものすごい快挙だと思うので、突出した才能は差別の意識など簡単にねじ伏せてしまうパワーを持つのだと感じました。
そしてその才能の周囲にいる人間は欲に溺れると言うか、自分ができていると思い違いをさせてしまうものなのかと辛くなりました。
(アレサ・フランクリンもフレディ・マーキュリーも才能が故の葛藤があり、そこと周囲のズレが悪い方に転がってしまったのではないかと)
とはいえエンドロールで流れる本人の歌唱シーンは圧巻そのもの!何故そこで席を立つ人がいるのか?
あと、作品には直接関係しませんがキング牧師殺害後、1970年代に入るとストレートに矯正していた髪型がアフロになり、服装もガラリと変わる所や、70年代前半くらいまでがザ・アメ車!といった感じで車も素敵でした。
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