「【アレサ・フランクリンが、若き頃取付かれた”闇”と、徐々に”光”を見出して行く姿を描いた作品。「ドリームガールズ」や「キャッツ」で披露したジェニファー・ハドソンの圧巻の歌声にも脱帽です。】」リスペクト NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【アレサ・フランクリンが、若き頃取付かれた”闇”と、徐々に”光”を見出して行く姿を描いた作品。「ドリームガールズ」や「キャッツ」で披露したジェニファー・ハドソンの圧巻の歌声にも脱帽です。】
ー 最近、「アメイジング・グレイス」を鑑賞したばかりであったので、今作もジェニファー・ハドソンが、数々のアレサ・フランクリンの名曲を謳いあげる映画なのかな・・、と映画館に足を運んだら、若きアレサ・フランクリンが取付かれた数々の闇や、心の迷い(映画では“虫”と表現されている・・)を自ら克服する姿を描いた映画であった。ー
◆感想
・幼きアレサ(リーと皆から、呼ばれている)の両親は離婚していて、アレサは大好きな母とではなく、厳格な牧師の父(フォレスト・ウィテカー)の立派な家で姉妹たちと住んでいる。
ー 尊敬する父から言われ、教会で歌うアレサ。彼女が男性の束縛の下、生きていく事を暗示しているシーンでもある。ー
・大好きな母バーバラを突然失うアレサ。
そして、成人したアレサは”自分をコントロールしようとする”父への不満もあったのか、恋人テッド(マーロン・ウェイアンズ)と出奔し、何時の間にやら、子供までいる。
ー この辺りの描き方が、大変粗い・・。もう少し、キチンと描いて欲しかったなあ・・。ー
・父をマネージャーにデビューするものの、ヒットに恵まれないアレサ。
父と対立するテッドをマネージャーにした途端、大ヒットを連発。女王の名を手にするが、結婚したテッドの態度は徐々に父の様に、威圧的になって来る。
ー 悩むアレサは、アルコール依存になり・・。遂には、ステージで泥酔し・・。
どん底に陥ったアレサを救ったのは、亡き母だった。母バーバラが、彼女に歌って聞かせた「アメージング・グレース」のシーンは、良かったなあ・・。ー
・アレサはついにテッドとの離別と自立する事を決意する。
ー ステージ上で、テッドに向けて歌ったとしか思えない、「Think」を、謳いあげるアレサ。その歌声を聞いて、静かに去るテッド。ー
<”私を束縛せずに、自由にして!”
そして、全ての人がお互いの立場を認め、尊敬しあう社会を作るために、歌い続けたアレサ・フランクリン。
若き頃は、公民権運動に協力し、その後も様々な活動を行い、70歳までチケットがソールドアウトになる程の地位を築き上げた、アレサ・フランクリン。
そんな彼女の、若き頃に取付かれた”闇”を、自らの力と姉妹や新しい友人たちと共に、見事に克服して行く姿を描いた作品である。>
コメントありがとうございます😊
評価は押したつもりでしたが、忘れたみたいです。
今、4点を付けました。
(教えて下さってありがとうございます)
評判の邦画鑑賞いいですね。
(感動作品でありますように)