劇場公開日 2021年11月19日

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「タイトルが大仰な気もする。」1941 モスクワ攻防戦80年目の真実 kita-kituneさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タイトルが大仰な気もする。

2021年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1941 モスクワ攻防戦80年目の真実

タイトルが大仰な気もする。

モスクワ手前の攻防戦・・・

従来、ドイツ側の情報での冬将軍や泥濘での進行遅延は知っていたが、実情は知らずにいた。

映画の雰囲気としては、

前半、「西部戦線異状なし」の雰囲気を出しつつ・・・
(士官候補生の話なので、ちょっと違うが)

実戦が始まっての場面展開が「遠すぎた橋」
(ある程度作戦内容を把握していないと状況がつかめない)

映像表現は、やや「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」的
(やや小ぎれい、ゲーム映像的表現、グロいシーンは少なめ)

ラストのほうは「フューリー」?
(日本だと、軍国主義だのなんだのと叩かれますが)

さすがソ連、(美人)女性兵士も戦闘シーンに組み込めるので、ややメロドラマ風。
(戦争映画にお涙頂戴は、日本のお家芸かと思ったが)

独ソ戦は地獄の様相だったらしいが、グロいシーンは少ないながら、戦争は止めようという気分になる。

ただ、戦勝国のプロパガンダ風にも見える。
人的損害は、なにも「悪の枢軸」だけのせいではないはず・・・

事実に基づく話ということで、「フューリー」ほど、白々しさやある種の軽さは感じず、邦画ほどには、お涙頂戴でもなく・・・
(ラストは・・・どういう時間軸なのかな?とは思う)
なお、何回か観ないと、登場人物や場面がよく分からない点も。

字幕・・・ロケット砲をミサイルと言うのは、ちょっと、いただけない。

Wikipediaより引用
ミサイル(英: missile)とは、目標に向かって誘導を受けるか自律誘導によって自ら進路を変えながら、自らの推進装置によって飛翔していく軍事兵器のことである。

ドイツ軍の戦術行動がバカっぽいのは、しょうがないか。

日本でも占守島の戦いを映画化できれば・・・
(今回と立場が正反対なソ連軍)

kita-kitune