「戦国時代を肌で感じられる作品」信虎 takeさんの映画レビュー(感想・評価)
戦国時代を肌で感じられる作品
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「戦国時代を体感する」のコピー通り、役者の衣装や振る舞い、細かな所作に至るまで、450年前の息吹きが全編を通じて匂い立つ。ドラマとしては、谷村美月さん演じる信虎の末娘、 お直の率直さに心が和みます。信虎が帰国を決意し、 息を引き取るまで一貫して 「京に戻りたい」 と父に訴えるお直。武田家滅亡の際に「私は死にたくない」 と嘆くシーンには、合戦以上に、戦国のリアルが感じられました。主人公の死後の物語が続くなかで、信虎と苦楽を共にしたお直が最後に家臣と結ばれ、 京に戻れたことがこの映画の最大のハッピーエンドだったと思います。
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