ファイター、北からの挑戦者のレビュー・感想・評価
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特に書くこともないほど何もない
韓国では北朝鮮出身者に対する差別が酷いらしい。それを知っていたのでどうしてもこう考えてしまった。北朝鮮出身者の女性が脱北者であるだけで受ける様々なことを跳ね返すためにボクシングに打ち込むのだと。
そういった要素がないことはないが、最終的には北朝鮮出身者であることはほとんど関係なくなってしまうんだよね。もう誰でも物語が成立してしまう。これが非常に残念。
中途半端に恵まれない北朝鮮出身者パートから始まるものだから余計に残念。
そんなわけで、別につまらないことはないけれど、特に見るところもない作品だった。
北朝鮮出身者であること、孤独な女性であること、ドラマを盛りたてられる要素はあるのに一つも活かすことができてない。ボクサーなのにファイトシーンがほとんどないのも盛り上がらない一因。
タイトルから、北朝鮮のトップアマが韓国で世界王者を目指すようなスト...
生きていれば
途中までは良かったが
地味
脱北者への偏見との闘い
戦う意味
ボクシング映画にあらず人生の映画
また凄い作品に出会いましたとしか言いようがない。まずキャストが良い。主人公の女性像がまさに等身大。脱北者という役にはなりすぎている。シナリオも良い、過剰なお涙頂戴、弱者が頑張って一番取ってみたいな安易なシナリオにしていないし、現実感が伝わってくる話。後半でジムで3人が酒を飲みながらスルメを食べるシーンは映画史に残って良いのでは。
主人公のパーカーの服とフードの無い服の使い方が素晴らしいですフード付はなにかに身を守るかのような使い方。デートや母との和解のシーンはフードがない。流石そこまで考えている演出。
ラストの母の顔で終わるカットも素晴らしい。主人公だけでなく母もファイターだったんだ。みんなファイターなんだ。この映画を観るのと観ないのとでは人生が大きく変わるくらい素晴らしい映画。
(原題) 파이터
見終わって…言いたいのは…
つまんねーーーー!
今年映画館で見た12本目の映画。そのうち、「白頭山大噴火」「KCIA 南山の部長たち」「サムジンカンパニー1995」など、本作を含めて4本が韓国映画。「サムジン―」もつまらなかったが、アクションやスペクタクル作品を除くと、やはりこうした淡々とした描写の映画だと、韓国は向いていないのだろうか。
ただ、故キム・ギドク(初期、一部を除く)をはじめ、そうした作風の中で心を打つ映画もあるのだし、たまたま本作がハズレだったというべきか。
本作は、脱北した若い女性がソウルで息苦しさを感じながら、拳ひとつでその人間性を再生していく――というものになるはずが…。
どれも味が薄く、底が浅く、動きに乏しく、平板で淡々とした描写。
どっきりも、びっくりもしない。
こうしたテーマなら、もっとメリハリをつけて、動きを多くするか、コメディータッチにしてくれないと…スクリーンに引き付けられない。
劇場は半分以上客が入っていて、この手の映画にしては入りがいいとも思ったが、封切り2日めだったからだろう。
韓国もこんな映画を作って公開、日本に輸出してるんだから、まだまだだな。
…って、日本映画がのんびりしてる場合ではないか、それとも安心してよいか…。
いかがだろうか。
※レビュー投稿後、再考した。この映画はこの淡々とした描写を敢えてしたのではないか、と。
人のリアルな生活には大きな事件は起きない。
脱北――という人生最大のイベントをへて、韓国に来た女性。その過去を切り離してソウルで生きる彼女がこう生きている…と示すことに意義がある、のだ。
そうとらえると、僕の低評価は誤りでもあり、本作は深いふかい意味がある…と言えるかもしれない。
見る人がどう見るかは、人それぞれ。見終わった瞬間の思いを再考させるというのは、やはり意図した平板な映画…というこかもしれない。
だとしたら、韓国映画界、エンタメ界は底知れぬ存在といえる。
内容は薄めだったけど、自分好みの作品で良かった。
派手なシーンは一切無し。
淡々と進む展開。
そんな中、終始緊張感のあるストーリーだった感じ。
タイトルからボクシングのサクセスストーリーと思いきや、主役ジナが自分と戦うストーリーだった印象。
北朝鮮から脱北したジナが韓国である事情でお金を稼ぐ為、食堂やボクシングジムで働く中、ボクサーとなって試合に望む展開。
ジムの館長がジナのボクシングの才能を見極めボクサーになるんだけど、韓国人からの差別とかに悩む中、ある男性の力を借りながら成長していく感じ。
遊園地のシーンがとても良い。
普段笑わないジナの笑顔が素敵。
意外と可愛い(笑)
予想外だったある人との再会も本作を盛り上げていた感じで泣ける。
韓国映画には珍しく素敵な女優さんは出てきませんでした( ´∀`)
恨の演技
冒頭、街の中を走るシーンから始まる。
おー、走りが良い、どの位ランするんだろうと期待したが、ランニングシーンは少しでガッカリした。ランする自分としたらもっとランニングシーンを見たかった。そして、主人公ジナの面構えと、小型戦車の様な体付きで軍人だったから身体能力がめちゃ高い。
「南の人って、北の軍人は皆 特殊部隊だと思ってませんか?」と突っかかるように言った所は笑えた。
辛い体験をしながらようやく韓国に来たが、同胞から差別的な扱いを受け、しかも女性である事にも付け込まれてしまう。
理不尽だと感じながらも、静かな怒りを胸に溜める。怒りの原因は、それだけではなく、実は母親が先に脱北し疎遠になっている事もある。思うようにならない韓国での現実。
そんな怒りを拳にぶつけて、食堂の雑用係からボクサーになっていく。ただし、ボクシングシーンは、割に少なく、脱北家族の在り方、脱北者の韓国での立ち位置、成功への生き方をメインにしている。
練習試合を観戦に来た母親を見つけたジナは、パンチを受け仰向けに倒れ込む。ヘッドギア奥のきしめんのような目で母親を凝視続ける。母に対する憎悪と哀しみの複雑な思いを秘めたシーンは、彼女の渾身場面だと思えた。まさに、恨の演技が上手い。
ボクシングという激しさを題材にしてるけれど、モノトーンの静かな流れを感じた映画だった。
ひたすらに静か
やはり、韓国映画は良い
脱北者の幸せへのストーリー
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