「ああ 幸せの 蜂よどこへ お前はどこへ飛んでいく…」キャンディマン わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)
ああ 幸せの 蜂よどこへ お前はどこへ飛んでいく…
コツコツとガラス窓に刻む 蜂の音を聞いているたびに 俺は俺であり続けたい そう願った みたいな長渕剛的な話。なんか、ならず者の男が狂信的になったらこうなりますわなという。
ホラー映画耐性がない自分ですが、全然いけました。そういう意味でいうとホラー要素はかなり弱めじゃないでしょうか。そこを期待しちゃいかんという感じで。
じゃあどうしたものかと。予告編作るの難しいオブザイヤーかもしれん。
ゲット・アウトもアスも好きだけど、好きなのはその設定自体、ストーリー自体がすでに面白くて、そこに人種差別という社会的なイシューが加わってくる重層感だったんですが、今回はブラック・クランズマン的な社会的問題が前傾化しすぎて、それはそれで考えさせられる問題だということは前提だけど、娯楽作品として諸手を挙げて面白かったかといわれるとそこも期待値よりは弱めだったかな。面白かったしもう1回見たいんですけど。
タイトルバックの出し方、鏡と影(白と黒の対比)、エンドロールのアニメーションなど好きでした。
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