シグナチャー 日本を世界の銘醸地にのレビュー・感想・評価
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何度見ても感動する作品。ワインを飲んでみたく思った。
この作品を2回見ましたが何度見ても感動して泣く作品でした。 また、この作品を見てワインを飲んでみたいと思いました。
素直に泣かされた(泣くとは思ってなかった)大変素直な映画でした。日本のワインの事など殆ど知りませんでしたが、長い歴史が有ることを知り勉強にもなりました。
①私事ですが、2020年春の全国的な緊急事態宣言から2年半、年一回の人間ドック以外は大阪市には行かないで過ごしました。だから大阪市内の映画館にも行かず数数の観たかった映画も我慢して観れず仕舞い。でも、今日2年半ぶりにシネリーブル梅田に来ての映画鑑賞!第八波も来てるようだけどウィルスの毒性も弱まっているようし、もう良いかと。来てみたらもうあちこちに観たい映画のポスター貼りまくりで何て幸せ。前の様にはちょくちょく来れないだろうけど嬉しくてなりません。(テアトル梅田が知らん間に閉館になっていたのはショックでしたが) ②で、最初の鑑賞作として選んだのが本作。酒は飲まないし(飲めないのではなく、逆に強い方ながらあまり飲む必要性を感じないので)ワインの知識など殆どありませんが、ご贔屓平山浩行の初主演作なので選んだ次第。 ③この人、私たちが会社員を仕事として選んで働いている様に、俳優を仕事として選んで働いているようなスタンスを感じられて好きです。それだけ役者臭く無いけれど。 ④思っていたより豪華な脇役陣にもビックリ。 まあ、お芝居は榎本孝明が一手に引き受けていたようなものだったけれども。 ⑤“ワインってこんな風に作られるんだ”(専門用語も多かったので半分くらいしか理解出来ていないかも知れないけど)と勉強になったし、日本産ワインの歴史が150年以上あることも知りました。いや、不勉強… ⑥映画としては正統派というほどの重みもなく、素直な作りで凝った構成もないし(ほぼ時系列で物語は進む)、映画的な工夫や映像的な実験もない。大多数の人にはフツーの映画か凡作と映るでしょうね。私も見終わって特にワインを飲みたいとも思わなかったし。
ワインは一切興味なし 時間がちょうど良かったので見ただけだったけど...
ワインは一切興味なし 時間がちょうど良かったので見ただけだったけど 私の琴線に触れるシーンがいくつかあった え?なんでこのセリフで泣けてくるの? とか、とても不思議だった
日本ワインを何と思っておられるのか
この映画の予告編、あらすじを見た限りですが、この映画は多くの問題点を含んでいると思われます。そもそも論として、近代的な日本ワインの製造は明治時代に山梨県で始まり、およそ150年の歴史があるわけですが、この間、勝沼ほか山梨、新潟などの数多くの先覚者が欧米の銘醸地に学び、本物のワイン造りに挑戦してきたのが真実の歴史です。 その勝沼の日本ワイン銘醸地への挑戦は、グレイス、ルバイヤートほか数多くの勝沼ワイナリーの蔵元による切磋琢磨によるもので、あの苦難の戦争をくぐり抜け産地ぐるみとして甲州ぶどう、マスカット・ベーリーAをOIVの世界登録まで取り付けて、日本ワインを世界に認めさせました。そしてその結果として、今や勝沼の日本ワインが世界に通用する銘醸地として認められ、世界のワイン品評会で高い評価を得るに至りました。今や勝沼のワイナリー蔵元から甲州ワインが欧州に向けて出荷されるという、奇跡が生まれているのです。その群像劇を描いてこそ、映画としての醍醐味があったのではないか。 ところが、この映画の予告編では、実在の企業の、実在の社員に光があてられ、一人で、長野県塩尻で初めての日本ワイン造りに挑戦し、あたかも平成になって初めて日本ワインの銘醸地が誕生したようなノンフィクション映画として描かれています。 映画も創作ですし、言論表現の自由もありでしょうが、150年に及ぶ日本ワイン産地の歴史、そして、産地で世界に通用する銘醸地となるように切磋琢磨してきた、それこそ数多くの醸造家の努力は、厳然として存在するわけです。 予告編を見た限りでは、ノンフィクション映画なのに、監督の思い込みや勘違いで出来上がっているように見えます。映画公開で勝沼などワイン産地の反響がきになるところです。予告編への感想が杞憂に終わってくれることを望む次第です。改めてレポートがありましょう。
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