翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめてのレビュー・感想・評価
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豪華キャストでおくる第二弾!
おもしろき事も無き世をおもしろく
今回も悪ふざけを徹底していた
壮大な悪ふざけ映画にまさかの続編が作られるとは思わなかった。しかもその悪ふざけに関西を巻き込むとは。関西でいじるとしたら滋賀と和歌山か。なるほど。たしかにいじられる存在だ。
滋賀と和歌山と埼玉をディスる(奈良や千葉も軽くディスっていたけど)だけの話ではなく、前作通り各地の解放戦線の話としてちゃんと成り立っているところが面白い。いや、荒唐無稽でメチャクチャなのはたしかなんだけど。
出演者が地味に豪華なのも笑える。あの夫婦の出演(特に奥様)が本作の肝のような気がする。あれ、本人としての出演になってたよな。そのへんの曖昧さも受け入れていかないとしんどくなる。
個人的には、大阪の人たちに囲まれているといつの間にかこちらも大阪弁を話すようになるという経験をしているので、あの言語機能のくだりは妙にうなずいてしまった。逆に東京に長く住もうとも関西弁が抜けない(抜かない?)人が多いってのもあるし。関西の言葉の強さったらない。その辺をいじってくるあたりもうまい。きちんとパワーアップした続編として楽しませてもらった。
それにしても行田にあんな物があったなんて。ちょっと見に行きたくなってしまった。そんな人がたくさん出てきそう。もしそうなったらなんという経済効果!いくらいじられようとも歓迎するはずだ。
新たな笑いの構造は生まれたか?
2019年に、その笑撃的な面白さで大ヒットした「翔んで埼玉」の第2弾でした。前作のテイストをそのままに、関西圏に話を持って行くということで、話=笑いの構造には既視感があり、言い方を変えると完全な二番煎じ感が否めなかったのが残念なところでした。まあマーケティング的にはそうせざるを得なかったんでしょうけど。また、前作の見せ場とも言えた出身有名人対決も数が少なく、ちょっと中途半端な感じもありました。
敢えて新たな笑いの構造を探してみると、片岡愛之助と藤原紀香夫妻を、劇中でも夫婦という設定で起用し、それぞれ大阪府知事と神戸市長という役にし、かつ藤原演じる神戸市長と川崎麻世演じる京都市長が不倫関係にあるという設定は、前作にはない趣向であり、キャスティングとして中々面白かったと思います。片岡愛之助のコテコテな演技も良かったし、藤原紀香のいけ好かない演技も面白かった。京都市長が和服を着ているというのも、現在の門川大作京都市長が普段和服を着ていることを半ば揶揄っているようで、ニヤッと出来るポイントでした。
ただ、大阪都構想の挫折に触れつつ、今話題の大阪万博にも若干触れていたのも良かったですが、この辺りをもっとどぎつく皮肉れば、時節柄さらに面白かったと思います。まあ権力者に楯突くことは無理なんでしょうけど。
総括すれば、続編は難しいということ。よく言われることですが、前作の世界観を引き継ぎつつも、新たな創造がないと飽きてしまう訳で、残念ながら本作はそうした創造性が足りなかったように思われました。
そんな訳で、評価は★3.5とします。
関西or武蔵野線沿線住民は必見!!
千葉県民としては前作ほどの期待はしてませんでした。
なぜならば諸事情から千葉解放戦線の阿久津が出ないであろうことが明白だったからです。さらに舞台は関西ともなれば、我らが千葉の出番はないと思っていました。
ところがどっこい、エンペラー千葉の出番こそなかったものの、しっかりと阿久津の不在について触れられていましたし、何より千葉と埼玉を結ぶ武蔵野線映画としては映画史に残る作品です。
関西全域を対象としたせいで、ひとつのお話としてはとっ散らかった印象はありますが、琵琶湖のスケール感や粉物の魔力など、関西ならではの魅了は出ておりました。
ただし、元近鉄バファローズファンとして言わせて貰えば、大阪勢力のユニフォームに阪神タイガースのユニフォームが使われ、収容施設として甲子園球場が描かれていましたが、阪神タイガースも甲子園も兵庫ですよね? 在阪球団はバファローズであることをお忘れなく。
"前作に引き続き…大笑いとまでは行かないコメディ…"な映画
面白くないわけではないし、かと言って、面白くて仕方がない、と言うほどの作品でもない…という微妙な評価かな…知らんけど笑
たぶん、自分は関西人だけど、埼玉県民ではないからだと思う。
お暇があれば、どうぞ…
そして、埼玉県民の方は、ぜひどうぞ!笑
ありがとう!杏、はなわ、そして、とび太!
杏の演技の本気度というか、うまさが引き立った作品。個人的には杏の代表作にしておきたいくらい!
そして、「さいたま」連呼してくれた、はなわ、ありがとう!新しい埼玉のご当地ソングになる、かも。
今回、千葉の劇場で「翔んで埼玉」を観たけど、ほぼほぼメインは琵琶湖というね。シュールだったわ。
パート2がいいのって、なっかなかないよ。各県をディスるパターンもお馴染みだし、二階堂ふみあんま出てこないし。杏と大阪知事の愛之助さんが輝いてた映画。1番良かったのはやはり、とび太!前から「飛び出し坊や」には関心があったんでね!あれは嬉し楽しでしたね
あ、あと、まさか、ゆりあんでチャーリーとチョコレート工場オマージュするとは、、、少し笑った
でも、埼玉県民としては、チョットシットゥ〜
埼玉県民としては観る義務があると思ってましたし、それほどひどくはなかったけど、やはり、1のインパクトは超えられないというね。公開するならやっぱ、県民の日、11月14日でしょ。そこまでこだわれなかったのは、、、、まあ、そういうこと。
みんな、「県民愛」を持って映画作ってるよなあ、日本って平和だよなあ、という部分で、ほっこり。
下らなくて楽しい
オリジナルより話の流れや見せ方がこなれていた気がする。ギャグ映画としては、主な舞台である関西の笑いのノリが映画の展開に合っているのかもしれない。観客が前作でこの映画の文法になじんだこともあるか。(初見時は見ていてノリがつかめないこともあった)
関西ネタも笑えたが、やはり実感がわくのは埼玉ディスが真骨頂。(自虐的だな)
客がげらげら笑う声が響く映画も久しぶりだったw
東西に分断された埼玉民の心を繋ぎ、埼玉融和のキーとなる武蔵野線の行き着く先が、千葉の「夢の国」というのも可笑しい。
たしかに、スポーツやイベントの会場はあっても、常に人を惹き付けられるコンテンツが県内に見当たらないか。
いや、秩父があるな。ムーミンさんがんばって!
218 とびっこはねっこへ~いわど~
くだらない
特段おもしろいわけでもない
でもベタ過ぎて面白い
やっぱり関西ネタはいい!
ま、演出はロジャームーア時代の007と変わらないのだが
英語で話すとカッコイイ
関西弁で話すと面白い
思わずクスッとしてしまう事が多かった。
風が吹くと止まる湖西線にワロタ。
出来れば鹿と激突する草津線も入れてほしかった。
60点
イオンシネマ草津 20231130
藤原紀香さんがむちゃくちゃハマッてました
失礼になってしまったら申し訳ないんですが、「女優・藤原紀香」をここまで信頼して映画を観たのは初めてでした。
彼女が画面にいるだけで、安心感がありました。
ただやはり、関西の微妙な関係感は、そこに住んでる人間にしかわからないところがあるのかもな……とも。
それゆえに、大阪がなぜ日本を乗っ取りたいのかの説得力がないなと感じたのです。
東京に対して「あんたらには負けへんで。いくら東京に芸人さんのプロダクションがあっても、吉本一社には勝たれへんやろ?」と、強い対抗意識があるのですが、お笑い以外のことではあまり大声で言えないヘタレなんです。大阪人って。
そのあたりの微っ妙~な感覚は、当の大阪人以外わからないだろうな、当の大阪人だって、言葉で説明しようとした途端、「なんかちゃう」と思ってしまう、本当に本当に微妙なとこなんです。
だから正直、「テレビで放映されるまで待ってもいいんちゃう?」とは感じましたが、せっかく大阪をディスっていただいたので、感謝のしるしに映画館に脚を運びました。
都会コンプレックス同士で連合し、郷土愛を高めていく
前作は、東京コンプレックスを抱える関東圏県同士が張り合い続けるおかしさと、出身有名人自慢が入り乱れたわかり難さが印象に残っているけれど、本作では、前作より早々と「だ」を接頭辞とする蔑称を使いながらも、関東圏でも埼玉県と千葉県とが連合しており、近畿圏に行っても、覇権を握る京阪神圏に対抗して周辺県が連合し、埼玉県代表の麗が滋賀県とのハイブリッドとして闘いに加わり、後に兄弟だとわかる魁たちと手を結んでいくところや出身地有名人対決もわかり易かった。神戸市長を演じている藤原紀香氏が和歌山県のフルーツ大使だと明かして、出身地偽装疑惑と騒ぎになるのは、本人の提案によるという。他にも多く出身地俳優が考慮されていたようである。現代版で、滋賀県出身の直子は麗たちの闘いを応援するのだけれど、ハイブリッドとしての依希は、麗とは対応していない。たこ焼きを詰め込んだら大阪弁しか話せなくなるというのはよくわからなかったし、闘いのために鮒寿司を投げつけるというのは良くないと思ったけれど、犠牲になった「とび太」というキャラクター人形たちを労るところ、通天閣に対抗して行田タワーを持ち出すところ、浦和と大宮との綱引き対決で勝敗を決めない工夫、発端であった湖づくりの水上公園での辻褄合わせ、武蔵野線開通まで各鉄道会社同士の結びつき、近年の埼玉県の人口増加傾向と渋沢栄一ブームを取り上げ、エンディングソングで埼玉愛が訴えかけられ、満足できた。日本大阪化計画というと、地域政党が全国展開を目論んでいるようで、やはり阻止してほしいところでもある。日本埼玉化計画とは、平和を広げるということになっているが、地理的に大都市からほど近いという条件が、どこでも当て嵌まるわけではないけれど、極端な過疎地でも、都会コンプレックスよりも、所与の条件のなかで、居心地の良さや誇りをみいだすことが大事だということなのであろう。
壮大なる茶番、愛あるディスり、これが観たかった!
公開を楽しみにしていたものの、ちょうど公開日に滋賀旅行に行っていて、公開4日目に鑑賞してきました。琵琶湖を一周して滋賀を満喫してきた直後だったので、滋賀県民になったような気分で楽しむことができました。しかし、早くも入場特典が品切れだったのは本当に残念。それだけ出足は好調なようです。
ストーリーは、大阪府がもくろむ世界大阪化計画を阻止するために、埼玉解放戦線の麻実麗と滋賀解放戦線の桔梗魁が協力して奮闘する姿を、熊谷で開かれる埼玉県綱引き大会に向かう車内のラジオで流れる「埼玉伝説」の体として描くというもの。滋賀県を舞台に近隣の県を巻き込んで壮大な茶番劇を繰り広げます。
とにかく、さまざまなネタを盛り込んでいて、最後まで楽しく鑑賞できます。他県民とのディスり合いは、それぞれの県民性や特徴をうまく捉えていて本当に楽しいです。他県の人間にはピンとこないネタもありますが、それだけ相手のことを知っていてディスっていると考えると、その全てに愛を感じます。そんな感じで、笑いの中にもそれぞれの郷土を愛する気持ちが汲み取れて、関西圏以外の人間でも優しい気持ちになれます。
また、脚本がしっかり練られていたのも好印象です。序盤のタワーのくだりや武蔵野線計画、ヤバさ全開の“白い粉”などの伏線も、終盤できっちり回収しててよかったです。行田の展望タワーは以前に訪れたことがあるのですが、まさかあんな秘密があったとは驚きです!(笑)
ただ、滋賀に渡った麻実麗を中心として描かれるため、壇ノ浦百美の活躍が薄くなってしまったのは残念。二人のやり取りをもっと見たかったです。その代わりといってはなんですが、新キャラの桔梗魁が抜群の存在感を発揮しています。麻実麗と並ぶ姿は本当に絵になります。
キャストは、GACKTさん、二階堂ふみさん、杏さん、片岡愛之助さん、藤原紀香さん、川崎麻世さん、朝日奈央さん、和久井映見さん、小沢真珠さんら、多彩な顔ぶれです。前作から続投のGACKTさん、二階堂ふみさんはもちろんですが、本作では杏さんと片岡愛之助さんの存在感が抜群です。杏さん扮する桔梗魁が大阪の軍門に降ろうとする仲間たちを鼓舞する場面は、不覚にも熱いものが込み上げてきそうになりました。また、片岡愛之助さんにいたっては、強烈なキャラで全編にわたって大活躍し、完全に本作の立役者です。藤原紀香さんとの共演にも驚きましたが、さらにそこに隠された演出意図にしてやられました。
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