「☆☆☆★★★ ※ 注意 これはあくまでも男目線に於ける感想にすぎま...」最後の決闘裁判 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ ※ 注意 これはあくまでも男目線に於ける感想にすぎま...
☆☆☆★★★
※ 注意 これはあくまでも男目線に於ける感想にすぎません。
…と、その前に少しだけ脱線します。
ちょっとだけの感想。
今では【絶滅危惧種】に入る…とまで言われ、その存続に向けての取り組みまでされつつある《ミニシアター》
思えば、全国に先駆けて都内に日本で2番ないし3番目にオープンした《ミニシアター》が〝 シネマスクエアとうきゅう 〟だった。
オープニングを飾ったのがニコラス・ローグの名作サスペンスの『ジェラシー』
そして(記憶が確かならば)オープン2作目に選ばれた作品が、当時は全く無名の監督リドリー・スコットの監督デビュー作品『デュエリスト/決闘者』でした。
中世の『激突』とも言える、ただひたすら決闘をしたがる男から逃げ回る男。
その単純なるプロットは、次の『エイリアン』で更なる高みに昇り歴史的な作品となり。この2本でリドリー・スコットの名前は映画フアンの間で一気に知れ渡る。
そして次が『ブレードランナー』、、、
まあ、なかなか『最後の決闘裁判』の話に行かなくなってしまうのでこの辺で戻します💧
2人の男と1人の女の間で繰り広げられる真実の追求。
観ながら「嗚呼、これは『羅生門』だな」…と思っていた。
実際にもその様な展開で進んでいたのですが。最後の決闘場面に至り、少し様相が違って来たのでした。
男はひたすらに自分の【名誉】に拘るがゆえの《決闘》であり、女にはその気持ちに段々と苛々を募らせる。
今の時代に於いて、当時の男尊女卑があからさまになる ※ 裁判を経て、決闘で勝った方が真実 (〝 神のご意志 〟)とされるバカらしさ。
だからこそ、決闘の結果で全てが決まる当時の裁定の行方は。ほんの少し前の、、、いやひょっとすると、まだ現代の時代でもまだどこか繋がっているのでは?とゆう問いかけで映画は締められる。
※ その際でのラストに映る彼女の表情こそは。男女の関係に於ける 《 性の悦び・興奮の高み》と指摘する問題の裁判に関する考え方の違いと言え、、、、
「オイ男ども!わかっとんのかゴルア〜!」
…的なドヤ顔に、ついつい見えてしまい。〝 げに恐ろしきは女の心 〟と思ってしまうのは、こちらが男の目線で鑑賞しているからなんでしようねえ〜💦
2021年10月19日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン5