「中世モノの残酷さは好み分かれるよね」最後の決闘裁判 いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
中世モノの残酷さは好み分かれるよね
個人的には中世モノの残酷さは結構苦手で積極的には観ないようにしているが、本作はリドリー・スコット監督作品ということとスペクタクル超大作感にひかれて思いきって鑑賞。
中世のお城でのろうそく生活やファッション等はディズニー感すら感じるほどファンタジーに映るのだが、決闘シーンは当然のことその他のシーンでも肉体的にはもちろん心理的なものも含めて随所随所で残酷だ。
この歴史あっての現代社会、と自分に言い聞かせながら観つつも、この後味の悪さはそうそう慣れるものではない。
内容的にも、構成としてチャプター分けがそこまで効果があったのかと、少々疑問が残ったかな。そして、フランスが舞台でありながら言語が英語というのは、よくあるやむなきことだが…やはり残念。
とは言え、出演者皆の熱演は凄みがあり絶対的に評価されるべきで、期待していた大作感はじゅうぶん味わえた。
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