「ル・グリは部下としたら優秀な人だ」最後の決闘裁判 アルバさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ル・グリは部下としたら優秀な人だ
14世紀、日本は鎌倉・室町時代かな。
日本も権力闘争に明け暮れた時代、ヨーロッパは百年戦争。
衣装や小物や武器、武具、装飾品が素晴らしく目をひいた。
ストーリーは人が100人いれば100通りの真実がある、となるのは当たり前で、みんな言いたい放題。
自分は正しい、と思わねば生きていけないのは騒乱の世の常かもね。(同じ期間に上映中「燃えよ剣」もそうだよね)
真実かどうかは神が決めること。
日本は勝てば官軍。
どちらにしろ死人に口なし、なのね。
ジャンのお坊ちゃん気質の自己中な視野の狭さ。
ちっちゃい男だなぁと思った。
かたや、ル・グリの謙虚に自分の出来ることを増やして上司の無理難題をこなしていく柔軟さ。加えて美男子。
謙虚さが続けば最高なんだけど、やはりちょっと天狗になる時はあるよね。
でもジャンとの友情を大切にし、友人支えて影から助けて、良い男だと思った。
友人の妻だから余計に欲しくなった、というのもあるんだろうけど、欲しいものを手に入れる行動力もたいしたものだと思った。ただ、自惚れに身を滅ぼすことになるのは計算外だったんだろうな。まぁ、モテる男は一途な女の気持ちだけは理解できないんだろうなぁ。
でも、世の中できるひとが落ちていく理由って自惚れて足をすくわれて、だよね。
謙虚さ、って大切だなぁ。
ということで、人間はいつの時代も地球上で同じことを繰り返してるんだなぁと思った。
女の扱いは世界中どこもあんなもんでしょ。
男女平等が叫ばれたのは歴史でいったら最近の話だものね。
14世紀にこんな声が通ったのが、確かにドラマになる、語り継がれる話なのはわかる、すごいと思う。
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