「見応え充分」最後の決闘裁判 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
見応え充分
3人の中で嘘つきは誰なのか?それとも誰も嘘はついていないのか?
ル・グリはただ思い込みが強いだけかも。相手が自分のことを好き、嫌よ嫌よも好きのうち、と勝手に思い込んでいるだけかも。
マルグリットもル・グリの性格は嫌いでも少し惹かれるものがあるようだし、思わせぶりな態度を見せたりもする。言い寄られた時にどの程度拒んだのかは微妙。
カルージュもマグリットを愛しているようだが、持参金目当ての部分も多く、冷たい態度を取ることもあったり、決闘裁判で自分が負けたらマグリットも生きたまま火あぶりになることを黙っていたり、愛情がよくわからない。
決闘裁判はどちらが勝つのかハラハラしながら観ていた。しっかり甲冑を着ているから殺すなら顔か下半身?どちらを狙うにしても想像するだけで恐ろしかったが、思った通り顔でしたね😱それにかわいそうなのは馬。
それにしても敗者の扱いがあまりにも無惨。衣服を剥がれ逆さ吊りで晒し者。
ラストで、生まれた子供の髪が黒くなかったから、子供はちゃんと夫婦の子供だったのかな。マルグリットはカルージュの死後,何十年と再婚をしなかったらしいが、ということは夫を愛していたのだろうか?
イギリスのドラマ「キリングイブ」を観ていて、ジョディ・カマーがとても可愛くて、すっかりファンになり、この映画を観るキッカケに。でもとても面白かった。
アンディぴっと様こんにちは。私の視点では、男たちが真実を話しているとは言い難いのですが、彼らは自分に都合が悪い事は見ようとしないので、その限りでは、嘘をついているつもりは無いんでしょうね。でもカルージュは負けたら妻も火あぶりになることを黙っていたし、ル・グリはマルグリットが自分に気があると信じて、彼女が拒否している事実を無視しました。
本当は夫はあそこまで威圧的な態度ではなかったかもしれない、ル・グリもあそこまで乱暴ではなかったかもしれない、でも彼女にとってはどちらも脅威だったので、ほぼ真実なのだろうと私は思いました。
こんにちは。
中世の甲冑、弱点は、脇の下とか、膝裏とかだそうです。無論、この映画では顔でしたが、非常に迫力があり、恐ろしかったですし、馬がかわいそうでした。
今晩は。
中性の”甲冑”と言えば、リドリー・スコット監督ですね。
今作の、ル・グリとカルージュの馬上での一騎打ちは見応え充分でしたね。
甲冑映画では「グラディエーター」が代表作でしょうが、現代のアメリカでこれだけ中世に拘り、甲冑映画を撮るのは、この御大位ではないでしょうか。
聞いたところでは、御大は”甲冑!甲冑!”と叫びながら、多くのカメラであの決闘シーンを撮ったそうです。
一方、三者三様の見方を、同時系列で見せ観る側に考えさせる手法も見事だと思いましたね。では。