「西欧文化の業」最後の決闘裁判 柴左近さんの映画レビュー(感想・評価)
西欧文化の業
タイトル通り、最後の決闘のシーンは鳥肌もの。流石リドリー・スコット監督。
ヨーロッパの価値観を上手く描いていてとても見応えがあった。女は男の所有物であり、神の存在は自分を律する為のものではなくこれから行う悪行に対しての救済。
そりゃあフェミニズムという考えも生まれるよな。日本は男尊女卑なんて言われるけど思わず鼻で笑いたくなる。
キャリア史上一番アホな役のマット・デイモン
ベンアフの代わりをしっかりと演じきったアダム・ドライバー
思いのほか、悪役が似合っていたベン・アフレック(金髪もしっくりきていた)
等役者陣には満足
只、男女関係なく人間の業を描いた羅生門のプロットをわざわざ参考にして描くテーマなのかと言われると正直疑問だし、主人公の女性の常識が完全に現代人のものになっていたのでそこがまた違和感。
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