「中世史が好きな人は見るべし」最後の決闘裁判 はなもさんの映画レビュー(感想・評価)
中世史が好きな人は見るべし
ヨーロッパ中世史が好きなので、あの時代の雰囲気、服装、髪型、甲冑、町並みなどが見られて大満足。シャルル六世のおかしな精神性やジャンが文盲らしい事も描かれていた。
中世の女性は気の毒だ。持参金が多くあったとしても、本人の気持ちなど全くと言っていいほど尊重されず 人権もなく子孫繁栄の為のモノ扱い。そんな時代の女性が、公の場で凌辱されたと申し出たのだから、大スキャンダルだし、マルグリットは気丈過ぎる。
この映画は、その事に焦点を当て、三者三様の真実のあり方、つまり自分の都合の良い解釈現象を三度描き出す手法をとっている。
それは、その人の虚栄心だったり、名誉だったり、復讐だったりする。その結果としての馬上槍試合のシーンがメインで、それが素晴らしい。まさにリドリー・スコット監督❗️ ほぼほぼそれに尽きる。槍を持っての一騎討ち、ものすごい迫力で いったいどうなることやらとハラハラした。「決闘の結果は神の審判」「レイプによっては子どもは出来ない」など、今の時代からすると [何言ってんだか😫]と呆れてしまうが、14世紀に居なくて良かったと思う他ない。
マット・ディモンは、闘いに明け暮れ、女性は自分の所有物とした粗野な人物を好演、ジョディ・カマーは、従順でありながらもしっかりとした意志を持つ女性を好演していた。
余談ながら、後のアンリ二世って、あんなような馬上槍試合して 余興なのに、槍が目に刺さったんだと思ってしまった。
はなもさん、コメント頂き有難うございます!私は出演者チェックせずに見てしまったので、マットが出てたら、もしかしたらと思っていたのですが、金髪ベンに途中まで気付きませんでした😅
はなもさん、アンリ2世はあんな感じの馬上槍試合で目をえぐり抜かれて亡くなってたら、そりゃあ痛かったでしょうね。間違っても真似したくない死に方です😱
映画は流石リドリー・スコット監督っといった感じでとても面白かったですよね✨
はなもさん、コメントありがとうございます。
甲冑カッコいいですよね。日本の鎧兜とは違うカッコよさ。でも、顔をハンマーで潰されるか、オマタを串刺しされるかどちらか?とハラハラ観てました。口からグサリッてのも悲惨ですね😱巻き添えになる馬はいつも可愛そうですよね🐎
コメントありがとうございます。
マット・デイモン演じるジャンは、ラテン語はできないけれど、事例の少ない決闘裁判のこと、上訴の仕組みや国王の専権事項であること(つまり、ベン・アフレックに邪魔されても決闘の場を設けることを妨害されない)を知っており、しかも教養のあるジョディ・カマーも騙された。なかなかの策士で、ただの乱暴な男ではなかった。強引だけど一定のリーダー的資質を持っており、魅力のひとつでもあったのだと思います。
コメントありがとうございます。
ジャンはプライドが高すぎて自分の過ちを認めることができないトラブルメーカーだし、ジャックは愛といいながらマルグリットを力でねじ伏せてしまう身勝手な男だから、今回は男性の方にシンパシーは感じなかったですね。
それにしても甲冑がこすれる音と、馬の蹄が響く中での決闘シーンはすごい迫力でしたね。
はなもさん
コメありがとうございます!
なるほどと思いました。黒髪はちとやりすぎってことですかね。
私は最後、黒髪と黒目で神を否定して欲しかった、、、、残念です。