劇場公開日 2021年10月15日

「歴史物でも、裁判物でもなく」最後の決闘裁判 makeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0歴史物でも、裁判物でもなく

2021年10月17日
iPhoneアプリから投稿

サイコロの表と裏のはなし
片方から見たら1
反対側から見たら6

同じ事実が人によって全く違う様に見えている

男は女を愛し、抱きしめていたつもりでも
女にはそんな愛情表現は伝わっていない

歴史なんか知らなくても
裁判の仕組みがどうであろうと
真実がなんであろうと
人間の愚かな部分をしっかりとみた方がよい。

嘘はついていないのに
自分の感じたこと自分から見えたことをそのままに述べているのに
真実は別の形をみせる。

聴こえていない声や、見えていないことがある。
都合良く見えてしまっていることもある。
いつの世も、どの世界でも人間の愚かさは変わらない。

同じカットで同じ構成、同じセリフなのに
役者のちょっとした間合いの違い、視線の違いで
全く別の感情を持っているように見せるのが
中々絶妙でおもしろかった。

中世の世界観で
暗い中の蝋燭の灯りや暖炉の灯が美しかった

make
makeさんのコメント
2021年10月17日

はなもさん
コメントありがとうございます。

中世の世界観がとても素敵でしたね。
中世だからこそのストーリーではありますが、時代背景を活かしつつ、その世界観での細かな描写が印象に残ります。
女性は本当に色々な髪型をされてましたよね!美しかったです。

make
はなもさんのコメント
2021年10月17日

こんにちは。
 本当に、蝋燭や暖炉の灯が印象的でした。女性の髪型、甲冑も。

はなも