「歴史物でも、裁判物でもなく」最後の決闘裁判 makeさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史物でも、裁判物でもなく
サイコロの表と裏のはなし
片方から見たら1
反対側から見たら6
同じ事実が人によって全く違う様に見えている
男は女を愛し、抱きしめていたつもりでも
女にはそんな愛情表現は伝わっていない
歴史なんか知らなくても
裁判の仕組みがどうであろうと
真実がなんであろうと
人間の愚かな部分をしっかりとみた方がよい。
嘘はついていないのに
自分の感じたこと自分から見えたことをそのままに述べているのに
真実は別の形をみせる。
聴こえていない声や、見えていないことがある。
都合良く見えてしまっていることもある。
いつの世も、どの世界でも人間の愚かさは変わらない。
同じカットで同じ構成、同じセリフなのに
役者のちょっとした間合いの違い、視線の違いで
全く別の感情を持っているように見せるのが
中々絶妙でおもしろかった。
中世の世界観で
暗い中の蝋燭の灯りや暖炉の灯が美しかった
コメントする
makeさんのコメント
2021年10月17日
はなもさん
コメントありがとうございます。
中世の世界観がとても素敵でしたね。
中世だからこそのストーリーではありますが、時代背景を活かしつつ、その世界観での細かな描写が印象に残ります。
女性は本当に色々な髪型をされてましたよね!美しかったです。