「羅生門スタイル」最後の決闘裁判 Pocarisさんの映画レビュー(感想・評価)
羅生門スタイル
マット・デイモンとベン・アフレックの共同脚本の映画を再び見られるのも、それをリドリー・スコットが監督しているのも感激。
いわゆる「羅生門スタイル」の映画ですが、黒澤の「羅生門」ほど際立った違いを押し出してはいません。それだけに、それぞれの「真実」の違いの微妙さと、その意味合いに注意して見ておくと面白い。
わかりやすいカタルシスがないのは当然です。作品全体が現代社会で起きていることの寓意ですからね。カタルシスを与えてスッキリした気になってはいけない題材だということを製作者がちゃんと理解している証拠です。
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