Pure Japaneseのレビュー・感想・評価
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村上淳と嶋田久作は仕事選んでくれ…祈
これはあれだ…
たまに世に出てくる、成り上がりの社長さんだとかが、自分をハリウッドスターだと勘違いして、その勇姿を映像化しちゃったりするオ◯ニー作品の類か…
とにかく、テンポ悪し、設定滅茶苦茶、芝居は言わずもがなの三拍子揃った超絶破天荒な作品。
働き口がなく、やむに止まれず女子高生がスナックでホステスのバイトをしているというド田舎設定(これ自体どうかと思うが…)にも関わらず、広場には渋谷スクランブルに負けず劣らずの超巨大液晶ビジョンがあったり、市会議員だか県会議員だか知らないチンピラ政治家は、一般客が集うスナックにヤクザと同席しながら、「学校には黙ってるから…」なんて台詞でホステス女子高生を脅す…失笑
挙句の果てには、有権者に向けて「国政に打って出ます!」なんて発表した懇親会には、ヤクザ同伴で寿司や酒の大盤振る舞い…
更に更に、拳銃で至近距離から撃たれたディーンが息を吹き返すと、何と何と革ジャンの胸ポケットに偶然忍ばせていた手裏剣が銃弾から身を守ってるなんて、一体いつの時代の演出なのか…
終始、空いた口が塞がらない程の酷さだったが、こんな作品に起用されたディーン・フジオカに些か同情を覚えるとともに、大笑いさせていただいて楽しんでいる自分に驚いた…
のも束の間、エンドクレジットに「企画・プロデュース:ディーン・フジオカ」って、おい!ええ加減にせいよ!笑
日本について語りたくなり殺陣のかっこよさに痺れる
自己紹介の際に自分のことを何と説明するだろう。海外だったら「私は日本から来ましたXXです」と説明するかもしれない。それでは、日本人とはいったい何を指すのか?武士?忍者?それとも先進国やクールジャパンといったイメージだろうか。この映画は日本について改めて考えさせてくれる物語だ。
トラウマを抱えるが殺陣にまっすぐな男立石。彼が狂気に転じていくきっかけは何なのかと注目して見ていたが、物語が進む内に二転三転印象が変わった。アユミとの出会い、過去のトラウマ、そして日本人らしさ。このPure Japaneseをどこに感じるかは人それぞれだと思うが、私は使命を果たし美しく散ることに憧憬を感じていた時代のことを思ってしまった。
そしてアクションがかっこいい。演技の殺陣と相手を斃すための実戦の違いに息を飲み、死力を尽くして闘う姿に一種のカタルシスがある。
立石の純粋な程の狂気を、彼特有のものと見るかそれとも日本人が持ちうるものと見るか。視聴後の興奮感に包まれながら他の方の意見も聞いてみたいと思える作品だった。
余談だが、日光江戸村に訪れたことがある人だと微笑ましくなる場面もある。劇場で確認してもらいたい。
狂気
キャストが好きなら観ても良いと思います、他はオススメしません…
びっくりするくらいとっ散らかってて、久々に「つまらない…」と捨て台詞が出てしまった。擁護のしようがない。トークショーの話題も交えながら綴る。
企画・プロデュース、そして主演を務めるディーンフジオカ。アミューズがゴーサインを出し、相乗りする形で監督と脚本が決まったらしい。相当腕をブン回して作ったのだろうが、肝心のプロットがブレッブレ。何を見せたいのか分からない。まだ主演の体幹の方がしっかりしてる。
いわゆるバイオレンスアクションに振り切りたい気持ちは良く伝わるけど、そこに行き着くまでがダルい。血を飛ばし、日本的な世界観を突き進めたかった気持ちは理解できる。だが中身を掻い摘んだかのように進むので、ストーリーも乗ってこない。致命的だ。ちなみに、序盤であっさりタイトルを回収するのだが、ソフトタッチをするだけで良く分からない。
キャストに関してもまあまあ期待していたのだが、役割を全うするだけに終始。相変わらず蒔田彩珠も不幸な役でゲンナリ。ちょっと褒めどころがない。
まだ公開も先なのでこの辺で。もう少し意図を積極的に発信してくれれば、受け取れるものも変わってきそう。殺陣とキャストが好きな人なら観てもいいかも。
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