「最後のオチまでネタバレあり」Pure Japanese よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のオチまでネタバレあり
予告編を見た時点でディーンフジオカさんかっけぇ(これはディーンさんというよりは製作陣の思惑だろうが)なスプラッター映画な事は察しがついた。
なので、多少最後の立回りに行くまでのストーリーが雑でもそういう作品だからと納得しようと思っていた。
なんならレビューもするつもりはなかった。
しかし
それにしても雑すぎない??
いや、最後の立回りがいわばメインディッシュでそれまでは前菜、、いやお漬物に過ぎないとしても雑じゃないか??
というかこの主人公に全く感情移入ができないんだが。
蒔田さんのお爺さんが死ぬ原因を作っておきながら蒔田さんには「(悪徳政治家に)毒を盛られた」なんて嘘をつく。
そう、この主人公とにかく嘘つきなのだ。
正直その他の過去に人を殺したことがあるとかそういう部分は別に良い。
とにかくこの嘘をついて保身に走る所がクズすぎて応援しようという気持ちになれない。
しかもそんな主人公に「僕はピュアジャパニーズだ」と言わせてしまう始末。
エンドロールとか至る所で海外セールスしようとしてる形跡が見えるがはっきり言って辞めていただきたい。
海外の人に誤解されかねない。
多分日本の武士道ってそういうことではないと思うのだが。
普通にヤクザに土地を無理やり買われそうになってしまって蒔田さんが誘拐されたところを助けに行くみたいなストーリーでよかったのでは。
無駄に本当の日本人とは?的な問いを投げかけてくるけど少なくとも主人公みたいな人ではないよ。
というかピュアジャパニーズかどうかを診断する検査キットが出てくるのだが、最初はよくわからん理屈で断ったのに蒔田さんに言われたら検査するのなんなん?
さらに最後のオチが全員死亡という・・・
まぁ蒔田さんも人を殺してしまってるし主人公も死刑になるくらい人を殺してしまってるからこういうオチにしないと具合が悪くなったのかな、と思ったら蒔田さんが生きてるっぽい匂わせ描写が出てきてガクッとなった。
今更それで後味良くはならないよ。