群がりのレビュー・感想・評価
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短気な女
田舎でいなごをよく食べた。多様な調理法があるかもしれないが、わたしの知ってるのは甘露煮にしたやつ。食べたのはむかしで、畦でつかまえたのを母の実家のおばあさんが煮詰めた。
わるくないが、すごくおいしい──ほどでもない。昔から、やがて昆虫食がくる──という端倪はあったが、小ブームはあったものの、潮流にはなりえなかった。(と思うが、どうなのだろうか。)
しろうとの考えだが昆虫食がビジネスになりえるのは食糧難の地域で養殖供給するシステムではなかろうか。──とすれば巨大企業のやることのような気がする。
なので個人経営でフォアグラ向け(アヒルの餌)なんてたかだかしれている。──と思いつつ見ていた。きょうみぶかい仕事ではあるが、二子を抱えて女手ひとつ。生産販売を軌道に乗せたいが、うまくいかない。
それ以前に──この主人公ヴィルジニーには激高癖がある。こんな癇癪持ちに畜産業なんてデリケートはことはむり。映画の設定に過ぎないが。
安いパニック映画では、動物や昆虫が、劇薬や工業廃棄物などを摂取することで巨大化する。本作では巨大化はしないものの、人血を啜って凶暴化する──という話。雰囲気はいいが常套なパニックものだった。
反抗期の娘がいて母子の関係がアクセントになっている。娘さんがローラという名だが、フランス人が「ローラ」と言うとき、日本人が言えるラじゃない。どうやったらこのラを言えるんだろうか。
本当に嫌なタイプの映画でした。 見終わってひたすら後味が悪く、次の...
本当に嫌なタイプの映画でした。
見終わってひたすら後味が悪く、次の日も画面が頭から離れません。
びみょー
個人的には盛り上がりに欠けます。ちんたら眠くなるような展開が1時間20分以上続く感じ…これと言ってビクっとなる場面も無いです。もっとパニック系かと思ってみたのでちと残念。イナゴが群がる映画より母親のシングルマザーで生きて行くための追い詰められた精神面を描いた映画かと。あくまでも個人的にはですが。それにしてもあの大量のイナゴはCG以外にも本物をたくさん使用していと思います。ゾワゾワ。暇つぶしにながら見でも良い映画でしたー。
血の味を覚えたイナゴ軍団との禁じられた悪魔の契約、からの『鳥』
本作はあなたの虫嫌い × 集合体恐怖症を助長させる?たまたまの事故で、血を餌として与えたことが成功したことから、子供たちもそっちのけで自らを失っていく母親。展開それ自体は然るべきかもしれないけど、ビジュアル的にもインパクトのある衝撃のラストが待っている!文字通り血祭り。
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