「幸せとは」群がり たくぼっくすさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せとは
イナゴ狂いのシングルマザー一家に起きたあれこれによって、幸せとは何かを問いかけるハートフルなテーマを持った作品であった。
感情を誘導するBGMはなく、日を追うごとにイナゴの羽音と母の狂気が増していく。この緊迫感と無駄のなさは美しさを感じてしまうほど。
パニック要素もサスペンス要素もありつつそういうジャンルの柱に頼ったありきたりな映像はない。この映画でしか感じたことのない不安や興奮に少し病みつきになっている。
フランス映画だからどうっていう知識はないが自分が魅力を感じる映画の物差しとして今後はイナゴより面白いか否かが基準になるだろう。
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