「やはり多くの方がツッコミ入れるんだろうけど…。でもカツカレーは好き。」私はいったい、何と闘っているのか yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり多くの方がツッコミ入れるんだろうけど…。でもカツカレーは好き。
今年204本目(合計268本目)。
かなり大規模なオンライン試写会があったようで、ストーリーに関しては多くの方がすでに大半というか(合わせると)全部?書かれているようなので省略。
あの、何をやってもうまくいかないときってありますよね。共感できるところも多いです。
ただやはり多くの方が低評価の根拠としている「生活水準が謎すぎる」というのは強く思いました。どこかからお金が流れてきている(実家が超裕福とか)様子もないですし…。
まぁ、大阪市でも東京都でも主任クラスならあの生活はできると思うのですが、ソファーが18万円だのウィスキーが超高級だの、どんな生活してるんだろう…っていう感じです。
要はこの映画、「よくある、何をやってもうまくいかないテンプレなとき」に共感が集まりやすい映画のストーリーになっていて、それは背後の音声で流れる「気持ちの部分の代弁」と気持ちよくなるほどマッチしているのですが、本当にどういう生活をしているのか謎なので、その「共感の得やすさ」はどうしても下がるんじゃないかな…とは思えます(このアンバランス感から、ギャグ映画として見ることも可能???)。
また、沖縄シーンはやはり中途半端なところがあるかなという感じです。ストーリーの関係上行かざるを得なかったのですが、そこは作品次第で北海道でも何でもOKなわけで、わざわざ沖縄を選んだということは、もう少し沖縄の描写が欲しかったです(今このご時世なので、沖縄旅行もそうそうできないですし…)。
あとはまぁ、これも多くの方が書かれていた通り、どんな気持ちのときも食堂でカツカレー(以外のメニューもあると思われるが、なぜかそれ以外は(お惣菜を除いて)注文しない…(飲み物除く))。まぁこの映画の一つの「お約束」のシーンなのだと思います。そこがカツカレーでもハンバーグ定食でも本質論ではなく、「いつでも同じことをする」ということを述べたかったのだろう、と思います(カツカレーですが、会社の社内の昇進試験を受けるだのという話は出ないので、縁起かつぎものでもない)。
評価に関しては「生活水準がやや変で共感を得にくいのでは?」という点はありますが、極端な状況でもない(さすがにソファーが1800万円だとか言い始めたらさすがにおかしいという話になる)状況で、具体的に減点幅を出しにくい(抽象的すぎて相場が存在しないため)ため、便宜上満点評価にしますが、そこはやはり気にはなりました。
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※ なお、令和4年4月1日より、「未成年者の結婚は18歳から可能」「親の同意の概念自体が消える」(改正民法)点には注意が必要です。
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