劇場公開日 2021年12月17日

「あるあると楽しめる」私はいったい、何と闘っているのか コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5あるあると楽しめる

2021年11月28日
PCから投稿

オンライン試写会で拝見。

李闘士男さんの監督作品はいつも、「キャスティングの勝利」を味わえます。

本作でも、どこにでもいそうな「何をやっても努力が報われない中年」の空回りっぷりを、ヤスケンが怪演。
小池栄子の思い切りのいい奥さんもはまり役。
そして、ファーストサマーウイカがすごくよかった。

人によっては世の中の無情ぶりを強調しすぎた内容と、心の声のモノローグがうるさく感じすぎるために、笑えないと感じる可能性もあります。
『デトロイト・メタル・シティ』などと同じで、あくまでもフィクションであることを認識して、真面目ゆえにちょっぴり悲しい、各キャラのありようを楽しめればよい作品だと思います。

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コージィ日本犬