私はいったい、何と闘っているのかのレビュー・感想・評価
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無類のお人好し物語
終始、心の声と言うかモノローグで主人公の心情が語られる稚拙な演出、原作がつぶやきシローなら仕方ないか・・。
大泉洋さんと小池栄子さんは息の合った名コンビだがお相手を同じNACSの安田顕さんに替えて訳ありの夫婦役、微妙に不釣り合い加減が面白い。
もう一つ感心したのが、知る人ぞ知る、名言
「努力をしても報われない奴はいる、ただ成功した奴は必ず努力をしている」
まさか、プロレスラーの長州 力さんの名言とは、実に奥深い。
万年、副店長という主人公のことだろう、確かに今の資本主義社会では人が悪いくらいでないとのし上がれないというのもある種、現実かも知れません。そういう意味では無類のお人好しを皮肉った社会派コメディなのかも・・・。
みんなどこかで闘ってる
前半からの後半、そうくるか。
良い人なのだが、やることが色々と空回りしてしまう男。 自分とかぶる...
意外性?
思い通りのわかりやすい、明るいコメディ
自分の努力とは別のナニカによって起こる様々なミラクル。 心の中の自...
共感度は高い。でもなんだろう この違和感
主人公伊澤春男、45歳
あまりにも不器用すぎ。
共感度は高い ヤバいくらい高い
でもなんだろう この違和感
なんでかわからないけど。。。。
直感的感想。
いつもやること空回り。
家族のために会社のために良かれと思って
やったことがあだになって返ってくる。
あ~~これってまさに自分のこと
他人の行動やいうことが気になり
頭の中で考えがグルグルめぐり
結果なんにも意味ないことを言ったりして
こんな自分ってバカ~~って思う瞬間
これも自分そっくり
「脳内ポイズンベリー」のサラリーマンパパ哀愁編
なんて印象持ちました
でもいろんな伏線がはってあって最後は
ちょっとほろ苦いあったかい素敵な家族ストーリーに
なってるって感じです
事前情報全くなく観たので
直感的感想。。
観終わってカツカレーが食べたくなった
エンドロールでファーストサマーウィカって
出てきたけどどこで出てたの?
小池栄子 いいお母さん役でした
自分のため?家族のため?
空回りでも自分が良いと思ったことをすれば良いんだよ、と春男と自分に言ってあげたくなる心優しき映画。安田顕の演技がそれを支えている。主演男優賞ものだな。今年の邦画の収穫。
①自意識過剰で臆病で真面目で心優しいけどついつい自分勝手な空想(妄想)をしては裏切られてしまう人(つまり普通の人)ならわかるわかるの春男の日々。私も「こうなるだろう」と期待・予想・空想・妄想した事は絶対にその通りにはならない、と中年を過ぎてから悟り、それからは期待しないか、「こうなって欲しくない」ことを「こうなって欲しい」と逆予想することにしました(中島みゆきの世界だな)。②私も職場で良かれと思ってやった事が全然違う風に取られたり、誤解されたり、裏切られたり(それで心病みかけました、)共感するところがタップリありました。若い頃は海に向かって大声で叫んだこたもあったなぁ、年取ってから大人げないとしなくなったのがわるかったのかな。③小池栄子は本物の女優になってきたなぁ。大きな娘を二人も持つ役にしては若すぎるとは思うが、ややニューロティックな旦那の手綱を上手く取っている安定感と、若い頃こそ不安定だったがいつの間にか肝っ玉母さんになった強さとを醸し出して、さすが日本のソフィア・ローレン。ナイスなキャスティング。④春男をいつも醒めた目で見ていた高井さんが一番春男を理解していたというところも良い。⑤沖縄で偶々乗ったタクシーの運転手が二人の娘の実の父親だと悟り、さりげなく二人の近況を教える春男の相も変わらぬ人の良さと優しさ。後部座席で前の席にいる二人が実の父と育ての父である事に気付いた時の小梅の視線の動き、でも育ての父への愛情から最後まで気付かなかったふりをする小梅の優しさ。⑥亮太の小憎らしさも笑わせるし、西口新店長みたいな奴、実際にいるよな。⑦食堂の不思議なオバサン役の白川和子も良い味を出している。
共感できず
みんな戦ってる?
うだつの上がらない男の精一杯カッコつける姿が愛おしい
うだつの上がらない男がカッコつけようとする姿は、見ていて辛くなることが多い。様にならないからだと思う。
本作の主人公・春男もうだつの上がらない男だ。勤務先の店長にいいように使われて、「この店の司令塔だ!」なんて持ち上げられるが、役職は主任どまり。周りの同僚や部下には慕われているが、努力が空回りしてしまう。家族に対してもカッコつけようとしたことが空回りする。その空回りの感じがたしかにつぶやきシローの感覚っぽい。ただ、安田顕が演じるとうだつの上がらなさが足りないのは仕方ないところか。
驚きの展開が待っているわけではないが、ちょっとした奇跡と春男のやさしさと、家族の愛情でいい話として十分成り立っていた。なるほど息子の何気ないセリフが伏線になるとは。春男のカッコつけは見ていて辛くなるのではなく、なぜだか愛おしくなってしまった。この微妙なあんばいの受け取り方が本作の評価を分けるところかもしれない。
あと驚いたのがファーストサマーウイカ。春男の部下を演じるのだが、見事な地味さだった。途中まで気づかなかったくらい。エンドロール見るまでわからない人もいるに違いない。映画界で徐々に存在感を増していることを感じた。
それにしてもカツカレーが食べたくなる映画だった。日本カツカレー協会(調べてみたらよくわからないがどうやら存在するみたいだ)が協賛しててもおかしくない。この協会にそんなお金はないんだろうけど。
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