ラストナイト・イン・ソーホーのレビュー・感想・評価
全442件中、421~440件目を表示
In The Mirror
コーンウォールからロンドンのソーホーの服飾専門学校へやって来た「みる能力」を持つ60年代大好き娘エリーが、夢の中で60年代の歌手志望の女性サンディとシンクロし、現実世界にも影響していく話。
元々、日常生活の中でもちょいちょいと「みえる」主人公が、ロンドンで始めた寮生活に馴染めず、というかヒャッハーが肌に合わず?早々に下宿先を探して一人暮らしを始めたら、毎日サンディの夢をみる様になって…って、あらすじ紹介にかなりのところまで書かれ過ぎじゃないですか?
最初はワクワクだった主人公が、旧い社会の現実に触れ、そして慄き飲まれて行く感じは良かったけれど、事実や意識と違うものをみるのはサスペンスとしてはちょっとずるくないかなと。夢だからと言ったらそれまでだけど。
最後も急展開というか経歴の盛り方が過ぎるし、本人が「みる能力」を認識している筈なのに走りまくったりとかちょっと荒くて、ん!?となるところもあったけれど、話としては楽しめたかな。
苦しかった
・エリーが田舎者ってことで、いじめ?を受けている不遇な感じから引っ越した屋根裏部屋で夢を見て大きく世界が開けた感じになったところが良かった。その後は落ち続けていって結構しんどかった。何となく、見える能力がなくても、あんだけ怨念の強そうな部屋ならだれでもあれぐらいの憑りつかれ?方しそうだなと思った。
・冒頭の新聞?で作ったドレスで踊る姿が良かった。
・音楽と映像、演出がとても良かった。サンディが殺されたようにみせかけて犯人だったとか、エリーとサンディがパブ?の鏡に写るシーンとかとても良かった。ストーリーも最終的に時代に対しての復讐劇にまとまっているように観えて考えさせられた。ただ幽霊の出る基準や何をどこまでしてくるのかとかがよくわからなかったので、その辺が少し引っかかった。
・亡くなった母親はエリーをただ見守っているだけなのか、何か危害を加えてくるのかが気になった。最後、和解した雰囲気だったから何かしていたのだろうか。
・夢の中のサンディはある意味死んだっていう理由で幽霊として出てきてたのが改めて考えるとうーん…と思った。いくら心の中で死んだとはいえ。男たちは死んでるからわかるけど。
・後半で部屋の貸主が殺した男達を床下とか壁に埋めてたっぽいけど何でそんな部屋を貸していたんだろうと疑問になった。自らの罪を誰かに見抜いてほしいってわけでもなさそうだったし、霊能力者を求めてたってわけでもなさそうだし、夢あるキラキラした若い女性に対して嫉妬や恨みがあってそういった子を自分の闇の部屋に住まわせて何かしらの満足感を得ていたのだろうか。としたら何かしらのシーンが観たかった。
・おばあちゃんの飲ませたお茶の薬、全然効かなかったなと思った。
・もし、好きな子があんな感じになったら彼みたいに信じられるかなぁと思った。
・ラストのダウンタウンでランウェイのシーンで鳥肌が立った。あの頃の総ての女性に向けたのだと思った。ついついベイビードライバーのような物を想定しないようにと思って観てたけど、全然毛色の違う映画で、これはこれで考えさせられる、とても切ない映画だった。確かサンディの初舞台後に逃げ出そうとするシーンだったかで他の踊り子たちの酷い扱われ方のまとめシーンみたいな所、トラウマになりそう。
変わったホラー映画
ちょっとした傑作だ
ずっと悪夢を見ているかのようなだった😅でも物語とシナリオがよく練られていたからずっと引き込まれていた。特に終盤はすべてが解明されたスッキリ感と驚愕の展開がおもしろかった❗️これぜったいネタバレ厳禁だな笑。ベイビー・ドライバーの監督らしくテンポとカメラワークが素晴らしい。青と赤のポップ調の色彩はいやでも印象に残る。それと雰囲気がヒッチコックのめまいを彷彿させた。ヒロイン二人の数奇な出逢い。この二人ともえらくかわいいから彼女たちを見るだけでも価値がある笑。きれいに着飾って髪を変えるだけでまるで違う魅力がでる。この監督さんは女性の魅力を引き出すのが上手いね。あと映倫の年齢指定が+15だったがこれは辛い評価だ。そこまで過激なシーンはない。
ホラーなのかミステリーなのか
序盤の掴みは良く、前半部分はかなり惹きつけられた。
しかし、中盤以降は主人公が亡霊にパニクるの繰り返しで、間延びした感じがある。
ラストもちょっと強引であり、詰め込み過ぎた感がある。
途中、激しく画面が点滅する場面があるので、苦手な人は注意した方が良い。
面白いんだけれども…
裏の裏、お見事でした
グッドメロディにのせて不安と恐怖が踊る
_φ(・_・このオチは、、、、。
60年代のイギリスのファッションとポップな色合いでとてもおしゃれな映像です。主人公2人が入れ替わる場面もとても斬新でしたが、このオチ映画のオチを認めるか認めないかで★も変わってくるでしょうね。
女を買って食い物にしてきた男達が女に殺され亡霊となって現れ、『助けて』って言っても、嫌に決まってますよね?あの場面でコーヒー吹いちゃいましたよ。ワラタ!
男たちを皆殺しした女もこの描き方だと共感は得られませんし最後に鏡に現れたのも理解できません。
途中まで良かったんだけど、、、、惜しい作品です。
主演女優の二人を愛でる
憧れを実現して不安と期待にドキドキの序盤
毎夜の夢に蘇るスウィンギンロンドンに痺れつつ暗雲が漂い出す中盤
月並みなシリアルキラーものに転落するという観客にとって悪夢の終盤
逆・ザ・リッパー?
ラストの取ってつけた感が更に↓↓↓
背景の描き方の不十分さと意外性皆無の真相が相まってドラマが不発
男の生理を処罰すべき罪として扱う事に断固として反対します
何とも変わった映画
魅力的な衣装でした
ロンドンオカルト探偵
複雑な内容かと思いきや、わかりやすい展開、よくある話だった。映像は魅力的、音楽は世代的にピンとこなかったけど、どの曲も作品の雰囲気にマッチしてて楽しかった。ホラーとゆうよりサイコサスペンスって感じ。
とにかく、主演の二人がカワイイことカワイイこと。画面に出てくるだけで華やかに、賑やかになる。やはり美人は大正義だと実感する。衣装もカワイイ。内容はよくある話だけど、映像美とか役者とかで他の作品とはきちんと差別化できてるんじゃないかと思う。
それにしてもロンドン、とゆうかソーホー?て街はあんなにも暗くてドロドロした街なのか…。この映画で見るロンドンは今も昔も魅力的には感じなかった。それが監督狙いなのか、うーん。
けっこうよかった
主人公が霊感少女で、60年代に殺された女の子にシンクロしてしまうと思ったら、彼女が実は殺人鬼で、しかも大家だった。なかなかとんでもない話なのだけど、映像がアナログの光学的な特殊効果や編集が素晴らしくてかっこいい。音楽もいい。
大家さん、あのままスターになって欲しかった。
サンディの目が離れすぎていてCGみたいで、主人公と似ている感じもあるのだけど、やっぱり目が遠い。ジャックと現代の元警察官のおじいさんも顔が全然違うじゃんと思っていたのだが、完全に否定できない気持ちもあり、違っていてやっぱりと思う。
主人公を怖がらせるおじさんたちの亡霊なのだが、現実の自分は完全にエロおじさんの立場なので見ていてつらい。最後は襲っているわけではなく助けてほしかったことが判明する。しかしそれでも救われない立場だ。
2021年圧倒的NO.1
どこへ行く気だ?私はここよ…魅惑的なスウィンギング・ロンドンの裏の顔から逃げられないぞ!
クラシックホラーへのオマージュに満ちた、映画とロンドンの街に宛てたラブレター --- あるいはノスタルジアと性について
"見た"!全映画ファン待望の新作は今までの作品とは明らかに違いながら、まちがいなく疑う余地のないエドガー・ライト作品。たとえあなたがいつまで経っても『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』と盟友サイモン・ペグ&ニック・フロストとの作品やアメリカデビューに大成功した『ベイビー・ドライバー』が好き/特別であっても(過去に囚われている?毎作系統違いすぎるのでもちろんそれもいい)、本作は映画監督/作り手・表現者としてまちがいなく歓迎されるべき変化/進化(『ゴーン・ガール』『マンク』など近年のフィンチャーと違って?)!だからどの監督もみんなホラー映画撮るべきだ!本当にスゴい、演出巧い人ってやっぱり何撮ってもちゃんと怖いしメチャクチャ面白いんだなと実感。映画の申し子、今世紀のタランティーノような立ち位置エドガー・ライトがまたもやってくれた!例えば『血を吸うカメラ』『欲望 BLOWUP』『サスペリア』『サイコ』『キャリー』『シャイニング』など本作でも様々な名作を彷彿とさせる瞬間がありながら自分の色もしっかりと出してくるのは映画ファン冥利に尽きる。殺害シーンのカット割り、身の毛もよだつほど最高で目見開いて釘付けなってしまった。
目眩のするような夢の世界へようこそ。エロイーズとサンディ、トーマシン・マッケンジー × アニャ・テイラー=ジョイと今をときめく美しき演技派2人の共演から目が離せない。そして、過去にタイムスリップするなり、まるでテクニカラーのようにスクリーンいっぱいに広がり弾けるカラフルで華やかな色世界は圧巻の一言で息を呑むよう。スタイリッシュでスリリング。音楽センスは相変わらずの折り紙付きで漏れなくサントラ欲しくなっちゃうやつ。それまで出してきた手札で戦う、前フリ/気の利いた展開やオチは、あらゆる事が出し尽くされた今日の知ったか映画ファンにとっていわゆるサプライズというほどのインパクトを誇るかはさておき、流石に気持ちいい。けど今回はもはや作家主義におけるそれと言っても過言ではなかろう監督得意のユーモアのセンスは身を潜めており、その点でジョン・カーニーが『once ダブリンの街角で』を作って、アメリカでの『はじまりのうた』から、再び母国でプライベートな要素を多分に感じさせる『シング・ストリート』を撮ったのとは意味合いが違う。けど、本作もまたエドガー・ライト監督にとって私的な作品であることは疑う余地なしな新章突入、その到来を感じさせる傑作。
I got my mind set on you~Downtown~♪ That's a pretty name!
私はここよ
私はここ…
これは新たなブリティッシュ・インヴェイジョンか?ロンドンは刺激の強い怖い街 --- 通りの数だけ物語がある、部屋の数だけ死体が眠ってる。悪寒の走るような男性の薄気味悪さ。女性の夢を食い物にする男どもの薄汚い欲望の捌け口として過去作よりセックスアピールを過去最大に発揮するアニャ・テイラー・ジョイに魅了されるのも束の間、見たい夢は見たくない夢に様変わりし、悪夢は正夢になっていく。そうやって一見豪華絢爛きらびやかなショウビズ界を中心とした恐怖を描きながらも、作品は一貫して女性の夢の実現を応援する強いメッセージが心に残る。余談ですが今年は『プロミシング・ヤング・ウーマン』『17歳の瞳に映る世界』『最後の決闘裁判』そして本作とあらゆる時代の"男ってクソ"映画が揃った。ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティは本当に最高。
P.S. 『The Sparks Brothers』はやく日本でも見られるようにしてほしいな〜。
また「本日、司会進行務めさせていただくのは」奥浜レイラさんですか…(『ボーダーライン/ソルジャーズデイ』『街の上で』『ハロウィン・キルズ』は確実!他にも『ゾンビ』『CLIMAX』辺りはそうだった気も…。『アメリカン・アニマルズ』は映画秘宝のやらかし編集長だったことは覚えてる、監督に向けて足組んでるのがなんだか不愉快で)。「司会進行市場、そんなに人材不足ですか?最初の韓流ブームのときのチェ・ジウですか?その仕事ください!」(※映画のことになると早口饒舌になります)…などと思っていたらゲスト長濱ねる!今まで無論こんなに華のあるゲスト登壇なくて、今回も期待していなかったので余計にテンション上がった。最高すぎるって!
けど映画に人生救われてきた者としては、それもエドガー・ライト監督がスクリーンに大写しになるまでか…。他の2人が答えているときとかもずっとエドガー・ライトの時間拘束しているのを見るのはなんだかMステで(好きじゃないけど)グリーン・デイとかが他の出演者と一緒に番組中ずっと自分の出番まで雛壇に座っているのを思い出して、少し申し訳なくなった。待ちに待った観客からの質問タイム、聞きたいことなんていくらでもあったのに手も挙げられなかった自分バカ。夢聞かれて「不老不死になって今まで作られたすべての映画見たい」って言っていたのが印象的だった。奥浜さんの「撮影はマスコミに限ります」って100回くらい聞いた気がする。スクリーン出たら階段からエントランスに出るところまであちこちでマスコミが座り込んでパソコン開いて撮ったばかりの写真確認してる光景はなんだかシュールでした。
「昔の服は質がいい」
勝手に関連作『ミッドナイト・イン・パリ』『プロミシング・ヤング・ウーマン』
ホラーというよりミステリー
トーマシン・マッケンジーがとっても可愛らしいです。
それだけでも結構満足できるのに映像も音楽も脚本も
しっかりしておりお勧めの作品に入りました。
節々で鏡を使った映像表現がありますが
上手く使われており特に記憶に残るシーンとなりました。
全442件中、421~440件目を表示