マリグナント 狂暴な悪夢のレビュー・感想・評価
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ぶっとびホラー
エンタメに振り切った新感覚のホラー映画。
前半〜中盤〜後半と、作品のカラーがどんどん変化(進化)していき、サプライズもたくさん、スピーディーにテンション高く進んでいく予想の斜め上をいく凄い作品でした。
前半の王道ホラー描写は絶妙な寸止めで緩急を巧みに使い、序盤から意味不明で不気味な伏線を散りばめて不穏でミステリアスな空気を十分に蔓延させながら、怒涛のクライマックスへ突入しアドレナリンMaxと、一筋縄じゃいかない展開がとにかく楽しかったです。
R18指定ですが、個人的に不安だったゴア描写は思ったより少なく、暴力的なシーンは少なかったように感じます。(この辺りは人それぞれ耐性が異なるので何とも言えませんが…)
ホラーファンじゃなくても楽しめるホラー映画。面白かったー!
前半は退屈だが…
正直、前半は目新しい仕掛けはなく退屈だった。
ジェームズ・ワンがこれまでやってきたことの焼き回しだったから。ところが後半の展開は意表をつかれて面白かった。それまで髪が長いだけのよくあるホラーキャラだったのが、新鮮なモンスターであった事がわかり、テンポのあるアクションで次々に殺していく展開は振り切っていて楽しめた。
もっとB級映画かと
観ていない映画が尽きたので予告で気になっていた今作を鑑賞。はっきり言って期待せずに観てすみませんでした、と謝らせていただく。怖がらせるだけの映画かと思いきや筋立てもしっかりしていてラブコメ要素で若手警官がメチャメチャイケメンだしいい雰囲気の金髪の妹もかわいい(髪の色も推理要素?)主人公の少女時代を演じた子ももったいないくらい綺麗。鑑識係の子の設定も。
前半ホラー映画、後半アクション映画
僕は手塚治虫の人面瘡等の作品を見てなかったため今作の設定に大きな衝撃を受けた。
冒頭で種明かししてしまってるじゃんとは思いつつ前半のホラー演出は純粋に怖かった。
そんな怖さを出しつつガブリエルは実在するのか、それとも主人公の妄想なのかという謎で引っ張る脚本も見事。
最後ガブリエルが姿を表すシーンのグロさったら無かった。
これはR18になりますわ。
その後の背面アクションはどうやって撮ってるのという感じで面白かった。
怖かった
恐ろしい殺人を目撃するという夢をみるようになったマディソン。彼女の夢の中での殺人鬼が、予測不能な素早い動きと超人的な能力で次々と人を殺していった。マディソンが夢で見た殺人は現実世界でも起こるようになった。殺人が起きるたび、マディソンはリアルに殺人現場を体験していった。その原因はマディソンの過去に・・・という話。
いゃー、怖かった。
あのスピードと怪力は恐ろしい。
ネタバレしてからも気持ち悪かった。
なかなかここまで怖い思いは出来ないと思う。
観ようか悩んでたが、観て良かった。
現代の作品としてR18作品としてはまだまだ物足りなさも‼️
ひと昔前ならウケたかも目の前で常に事件発生 実は多重人格のもう一人の自分なんてのはよくあったがあまりにも無敵で怪物過ぎ 彼は撃たれても死がない無敵なのか?30年前のビデオが観れるのか もう少し現実っぽいところも取り入れたら良かったと!
ホラー映画…ではないのかな?
面白い!!!
ホラー、スリラー、アクション、SF、B級映画……1本の映画に様々な要素が盛り込まれていました。映像も綺麗!後半のスピード感ある展開に、にこにこしながら映画を見る事が出来ました。前半、少し退屈に感じる人もいるかと思いますが、後半めちゃくちゃテンション上がりますよ!おすすめ!
まじかっていう展開笑
前半でこのDV男め!!と思いつつ、
犯人わかったやん…終わった。
と思っていましたが、後半から予想を覆すストーリーが待ち構えていました。
あの誰か多分思ってくれたと思うけどカブリエルが
頭の後ろにいたシーン
ハリーポッターのヴォルデモートを思い出して
ちょっと笑ってしまった(笑)
でも、あの留置所で頭の後ろを剥いだシーンは
ポップコーン食べてた手が止まってしまった。
おうおうおう、メリメリメリ〜って
グロかった笑
語彙力がなくてすまんけど、
最後ガブリエルを閉じ込めてあの女の人が正気を取り戻して妹を抱きしめたシーン、
ガブリエルがまた出てきて殺すって
のもいい終わり方かもしれんなあ〜。
でもあれ全部ガブリエルのせいでした
ちゃんちゃんで終わるのか?って思ってしまった(笑)
ボルドー
ホラー映画はどこまで認めるかの線引きが大事だと思い、探りながらみたので序盤の引っ張りが個人的には逆効果だった。
DV野郎の説明が凄く雑というかテンプレで主人公も言ってること変だし、どういう姿勢で見るか決まる前の序盤で飽きてしまって、どうしようかと思っていた。
妹が登場してから謎解き風になりサイコスリラーを見る体制になってきてしだいに言いたいこともわかるようになってきて面白くなってきて、最後のほうはわかっていても面白くなってきた。
結構いい出来なんじゃないでしょうか。
余り怖いものでもないので、最初から小学校低学年みたいな気持ちでみたほうが普通に楽しめたのではないかとちょっと後悔。
ソウルエッジのキャラみたいなのがでてきたところは結構盛り上がった。
怖くないし絵作りもいいしホラー苦手でも結構楽しめるんじゃなかろうか。
色々思考をめぐらせるのが楽しい映画でした。
冒頭十数分は、正直B級ホラーよろしくの映像かなぁって思いながら見てましたが、
ごめんなさい、しっかりおもしろかったです。
本当に見せ方が上手いと感心しました。
「え、もうネタバレ?そんなに薄い設定で大丈夫か?」とか舐めてかかったら、めちゃくちゃハラハラしたし、思わず身構える瞬間もあり、なんやかんやドタバタしたし、何よりこういう系のネタは懐かしさもあり、個人的には充実した鑑賞時間でした。
てんこ盛り!
楳図かずお的なアイデアからの、なんでそういう展開に?と、監督にやられっぱなしの映画。
グロ多め。お城のような病院、ボロい建物、地下に埋もれた街などなど、死霊館でもおなじみのアイテムも盛り沢山。アクションも見せ方が小出しからのカタストロフィーに近い暴れっぷりまで満載。
やにさがったイケメン刑事も基本まじめ。義母も妹も実母も、いい人。鬼畜みたいな人物がいないのも安心して見られるところ。
見る人を選ぶけど、面白かったです。(主演のひと、女優生命かけ過ぎてないか?大丈夫かな(^。^;))
背中合わせの恐怖
目の前で人が殺されるという悪夢を見るようになってしまった主人公マディソン。しかし、生々しいその出来事は実際に起こっている殺人事件だということがわかり…
更に、彼女自身の過去や、謎の怪物の正体も明らかになっていき、事態は思わぬ超展開に…といった物語。
常に黒い影がつきまとう王道ホラー作品。
…というイメージを予告編等々から持っていたのだが、話は寧ろホラーよりもダークファンタジーに変わっていき、更には…スタイリッシュ背面超アクション!?
前半はテンポこそ良いものの、これといった見所を感じない展開。なんというか、日本語訳がちょっと…ダサい?更に、さらりと妹に驚愕の真実を言いだすマディソン。唐突にどうした!?
しかし、不思議な現象の真相が垣間見えだしてからは、悍ましく面白くなっていく。
中々ウゲゲな展開でしたね。プロローグの怪物をどう持ってくるかと思っていたら。。
まさに背中合わせの恐怖。
電気の超常現象は兎も角として、これってあり得ないことではないのかなぁ。ビジュアルは映画そのものではあるけれど、脳をどうのこうのってのは理屈的にはどうなんだろう。
このシーンはちょっと震え上がりましたね。
続いて、まさかのアクションですがこれがなんとキレも良く驚いた(笑)なんかカッコよい剣とか使っちゃうし。そして、ガブリエルは兎も角として、他のみんなもタフすぎやしないかい?
どうとでもなれ、で落下のショウさん。
何てザマだよ、と腹を切られたレジーナさん。
極めつけはシドニー、そこから普通に駈け寄れるかw
警察にかけちゃった…はちょっと笑った。彼女をもっと前面に出しても良かったんじゃないかな?
良キャラが何気に多かったですね♪
最後は見事なカウンター‼確かに、だったらそうもできておかしくはないですね。唐突過ぎたけど、中々好みの展開だった。そして、流産の理由よ…。
でもでも、締めはちょっと微妙だったかな…。血のつながりも何も、それで別に何となく距離があった訳でもなく、あんたら最初からずっと仲良くやってたやん。そこじゃないでしょ‼と思わずツッこんでしまった。
んで、マディソンはこのあとどういう扱いになるのかしら?
全体を通してイメージとのギャップで驚いたし、前半は比較的退屈だったけど、後半しっかり盛り返してくれた作品だった。
異種格闘技戦
R18指定という懸念点はありましたが、絶賛されているレビューが多々見られ、恐れ慄きながらも鑑賞。
正直度肝を抜かれました。ホラーってこんなに面白いんだ!と常識をひっくり返されました。
ジェームズ・ワン監督がワイスピやアクアマンを手掛けていながら、ソウシリーズや死霊館シリーズを作り上げた凄腕の人ということは知っていたのですが、いかんせん劇場で見ることができなかったので、今作が初めましてです。
前半はしっかりホラー。見えない何かだったり、惨殺だったり、奇形種だったりと、ホラーの定番を抑えつつもスプラッターに力を入れており、映像的に見応えがあり、ワクワクとドキドキが混在していました。
主人公マディソンの旦那が"何か"に惨殺されてからたびたび見る悪夢の中で、次の被害者が分かるという生々しさもありつつ、フィールドをチェンジする視覚的な面白さも見どころです。マディソンの旦那がDV夫という側面もワンシーンしか描かれていないのに、とても怖かったです。
惨殺の場面なのですが、意外と直接的には見せないんだなと思いました。R18指定なので、もっとグログロしいものなのかと思いきや、遠目からだったり、キッチンに隠れていたりと、グロいのが苦手な自分にとっては少し安心しましたが、せいぜいR15指定で良かったんじゃないかなとも思ってしまいました。
ここ最近のホラー作品とは違うなと思ったのが、音で驚かすようなドッキリ系ではないというところでした。お化け屋敷的な急な脅かし方が多いなと悶々としていましたが、しっかりと怖いところは怖く、しかも次に繋がるものになっているのも上手い作りだなと興奮しました。
途中、ショウ刑事が"何か"とバトルを繰り広げるシーン、ここまでは地に足ついたホラーだった今作が一変、ガラッとジャンルを変えアクションへと変貌する作りがお見事でした。大きな図体の"何か"ことガブリエル。そんなガブリエルが壁をつたい飛び降りて行ったり、狭い場所を潜り抜けたり、パワープレイで車を跳ね飛ばしたり、対マンバトルを仕掛けにいったりと、それだけでも迫力満点なのに、割と高めのところから飛び降りても普通に走っていたり、ガブリエルに対して真っ向から銃撃戦や拳での対マンに挑んでいるショウ刑事も中々の化け物だなと思いました。
この辺りから冒頭の伏線を回収していき、ガブリエルはマディソンの双子、しかし体が未発達のまま生まれてきたことにより、奇形双生児ということが判明します。しかもガブリエルが背面にくっついており、それが暴走したから封じ込めたというなんとも生々しい映像が連続で流れました。手術シーンのグロさや、ガブリエルが背面で体を動かしているのも、ホラーチックというかオカルトのようなものだなと震えました。そのガブリエルがマディソンの体を乗っ取り、惨殺を行なっていたというところで、なぜ悪夢を見ていたのかが合致します。
マディソンがガブリエルへと変化する瞬間、体がどんどん伸びていき、後頭部からガブリエルの頭が生えてくるという演出が最高に怖かったです。そこにいた囚人を最も容易く殺していき、刑事も瞬殺から腕を切り落としたりと、ずっと動いている画面の中でも様々な殺しのバリエーションを魅せてくれるので楽しかったです。机を飛び越えたりとガブリエル抜群の運動神経。
最後に追い詰められたマディソンの妹がマディソンに訴えかけ、自我を取り戻し、ガブリエルを封じ込める、しかも柵の高い高い牢屋にぶち込むことで、見事抑え込むことに成功します。ここまでの暴れっぷりはなんだったんだというぐらい爽やかな終わり方でした。
ホラーでもとんでもなく面白いものが生まれる。再確認させていただきました。アクアマン続編も楽しみにしてます。
鑑賞日 11/24
鑑賞時間 11:05〜13:05
座席 I-13
Imaginary friend?
こんなグロい話よく考えたなと…
そしてそれを忠実にグロく映像化できたのは
さすがハリウッドという感じ。
てかジェームズワン監督、凄いですね。
今後はこの監督のホラー映画
全部観ることにします(笑)
ホラー映画には珍しく長い話ですが
謎解き要素的な緻密な展開で最後まで目が離せません。
そして意味が分かるとマジでグロい。
電気の描写はちょっとやり過ぎな気もしますが
それでもこういうの好きな人にはオススメ。
これは映画館で観て欲しいかも。
事前情報入れずに見てほしい
なかなかびっくりする話だった。
映画の後、少し調べてみたら症例自体は意外と出てきてさらにびっくり…
今までにない想像できないホラーで、またなんというか機敏が鮮やかでスタイリッシュだからちょっとかっこいいんだよな……曲の入り方とかも。
DV夫に悩まされているマディソン(アナベル・ウォーリス)。 何度目...
DV夫に悩まされているマディソン(アナベル・ウォーリス)。
何度目かの妊娠も夫の暴力の後、流産してしまう。
そんなある夜、DV夫が自宅で殺されてしまう。
マディソンは、その殺人の様子を悪夢として観るのだが、それはまるで現場にいたかのような生々しいものだった。
それを機会に、マディソンは同じような悪夢を観るようになるのだが、その殺人は現実の世界でも起きていた・・・
といったところからはじまる物語で、巻頭にどこかの病院での惨劇と手術シーンが短く描かれていて、そこも伏線。
いや、伏線といえば、映画の前半は伏線だらけで、終盤、それが見事に回収されている。
と先に褒めておくのだけれど、前半描かれる連続殺人の展開は、非常にまだるっこしく、これは評判倒れのヒドイ作品にあたったかなぁ、と後悔しました。
その後、事件の経過とともに調査が進み、「ガブリエル」なる謎の人物の名前が登場するのだが・・・
ここまで進んでくると、70~80年代にかけてホラー映画を観まくった身としては、おおよその見当がつく。
ははぁん、フランク・ヘネンロッター監督のあの作品か、ブライアン・デ・パルマ監督のマーゴット・キダー主演のあの作品か、はたまた、ジョン・カーペンター脚本、アーヴィン・カーシュナー監督の『アイズ』か・・・
ま、それよりも先に思い出したのは、手塚治虫の漫画『ブラックジャック』の中のエピソード、「ピノコ」と「瞳の中の訪問者」。
いずれも、あたらずとも遠からず、な結果なのですが、後半は、一気に別の映画になります。
「ガブリエル」の正体がわかってからは血まみれアクション映画の様相。
とにかく、「ガブリエル」の動きがすごい。
どこをどうやって動かしているのかがわからないぐらいの動きで、ジェームズ・ワンのインタビューを読んだところ、演じているのはアクロバティックなダンサーだそう。
逆回転的な素早い動きは、クリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』に似ているが、こちらの方が凄まじい。
ホラー映画畑のジェームズ・ワン監督がダークヒーロー(もしくは究極のヴィラン)を描くと、こうなるのか!という驚きもありました。
(そういえば『ヴェノム』も思い出しますね)
最後は、意志の力で「ガブリエル」を倒す(?)ことになるのだけれど、このシーンでは、ケン・ラッセル監督『アルタード・ステーツ 未知への挑戦』を思い出しました。
続編の予感も感じさせるエンディングだけれど、続編はちょっと難しいでしょうね。
まんま『ヴェノム』になりそうだもんね。
良い子のみなさんにはお薦めはできない、R18+のレイティングでした。
追記>
そのほか思い出した作品としては、デイヴィッド・クローネンバーグ監督『戦慄の絆』『ザ・ブルード 怒りのメタファー』、ダリオ・アルジェント監督やルチオ・フルチ監督のイタリアンホラーの血みどろ感があります。
なお、「マリグナント」とは「悪性の」という意味だそうです。なるほど。
80年代B級モンスター映画の愉しみ
懐かしのB級ホラー臭がプンプンする映画だった。
決して傑作などというものではなく、けったいなモンスターものというか、悲しみのモンスターものというか。
割と前半からつまらない(笑)のは語り口の悪さか演出かわからないけど、最近のアメリカンホラー(というかサスペンスか)の「アンテベラム」も似てて、中判の大ネタでギョッとさせる。いわるゆ大どんでん返しして、その後の対決へ繋げて、となる。
ただ、これの「アレ」は凄かった。ジャーンとなった時の造形が、スチュアートゴードン風でいいね〜という感じなのだけど、その後の設定上、そうならざる得ない後ろ歩きの大アクションは座頭市に似た切なさと後頭部に背負ったお面のようなのがゆらゆら揺れると失笑半分、よくやるな〜と感心もする。普通不気味な歩かせ方したほうが怖いよね。そこを大立ち回りやらせるんだから。もはやこの時はリバーシブルマン的なモンスターヒーローものにも見えてしまうというエンタメ度。
楽しめはします。
ジェームズワンの才能が詰め込まれた怪作
観たことがないホラー映画と話題。
まあ映画では観たことないけど、昔の漫画「人面瘡」や、昔話にもこういう話があったなぁと。
80年代のホラーにのめり込んだ人には、そこまでの意外性はないかと。
ただ、アクションシーンには度肝を抜かれた。まさかホラー映画を見に来て、大立ち回りを見せられるとは‼️(しかも逆さまwww)
ホラーだけでなく、大作映画でも定評のあるジェームズワンの才能が、惜しみなく注がれた怪作。
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