「暴れっぷりが予想の斜め上」マリグナント 狂暴な悪夢 nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
暴れっぷりが予想の斜め上
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暗闇から何かが忍び寄る不穏な空気に、グロテスクな惨殺描写で、安定したホラーな雰囲気を味わえました。
ガブリエルの正体については予想通りと言うか、先が読める感じでしたが、そのアグレッシブな暴れっぷりは予想の斜め上と言うか。
いや、ムリムリ、嘘だろ、と思いながらも、楽しめました。
殺人現場を見るというシーンは、理屈で言うと犯人の目線かその反対の目線じゃないか?とか、あれだけ暴れまわって、擦り傷なり打撲なりの怪我してないのか?とか、ちょっと疑問に思うところもありました。
一応考えてみると、殺人現場のシーンは、ガブリエルが脳の電気信号を使って客観的視点を見せていたともとれますし、主人公が自分の記憶との辻褄を合わせるため自己防衛で客観的視点になっていたともとれるかと。
怪我とかも、脳を活性化させて強靭な肉体にできるとか、解釈できなくもないのかと。
観ている時は、そういう細かい疑問は、ガブリエルのド派手な暴れっぷりで吹っ飛んでいたと言うか。
そういうことを考えずに観るものでしょうか。
サイコホラーと思ってたら、アクションホラーだったのか?と。
個人的には、ある意味、意外なとこを突かれた感じで、楽しめたものです。
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