「※ジェームズ・ワンはふつうの映画は撮りません」マリグナント 狂暴な悪夢 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
※ジェームズ・ワンはふつうの映画は撮りません
気持ち悪かった!天才ジェームズ・ワン監督のこのホラー映画への帰還は、『ソウ』のようなグロ・ゴア描写 & 灯台下暗しな作りに、『死霊館』のように薄暗く迫る人智を超えた存在の気配、そして『ワイスピ』『アクアマン』のようなアクションという点においては、一種ベストアルバム的な内容・側面もあるかもしれない。
クセがすごかった!奇妙で不思議で厄介、そしてきっとハマる人にはハマるしハマらない人にはてんでハマらなさそうな代物。今世紀ホラーシーンを牽引してきた彼のフィルモグラフィーにおいて(純粋に怖さという点でも)ベストな作品ではないかもしれないけど、色んな意味で面白い作品。今回も巧みな視点誘導に、二転三転する衝撃展開とその先に待ち受けるサプライズ…!なぜR18なのか?気になるなら見るしかない。
【malignant】=「悪意のある,きわめて有害な,悪性の」まさしく!本作を『アンブレイカブル』『ブライトバーン』(?)系の一風変わったヒーロー誕生モノと捉えるなら、NARUTO、BLEACH、呪術廻戦的な感じの抜き差しならないツンデレ関係性で続編あってもおかしくない。飼いならすか食われるか?そのときはショウ刑事と妹はくっついていそう。
サイキックボンド
勝手に関連作『ソウ』『バスケット・ケース』
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