「よくもまあ、こんな突拍子もない映画を作ったもんだ」マリグナント 狂暴な悪夢 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
よくもまあ、こんな突拍子もない映画を作ったもんだ
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こんな〝突拍子もない〟映画、よく考えつきますね。
冒頭から、え?もう種明かしですか?と過去のあれを描いておきながら、そんなことにはまったく影響なく、めちゃくちゃ怖い前半。ハッキリ言って、映画の中で殺される人たちなんかよりも見てる私の方がよほど怖がってましたから。
前半のホラーから、もしかして本当はサイコスリラー?と思わせておいて、いきなりの背面アクション、それもかなりのスピード感とキレで、サクサクっと魅せてくれます。
そうこうしてるうちに、マディソンに寄り添う妹と意外な健闘を見せる刑事への感情移入度合いもかなり高まってきて、ハラハラドキドキ感と終盤の安堵感のギャップによって一層没入させられていきます。
そういえば、自分の子どもが小さい時、初めてブランコに乗せたら、最初は怖がって『そんなに押さないでよー』と叫んでたくせに、いつの間にか『パパ、もっと高くなるように押して❗️』とすっかり楽しんでましたが、今日の自分はまるでその時の子どものように、ジェイムズ・ワン監督に手玉に取られたようでした。
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きのこさんのコメント
2021年11月14日
コメントありがとうございます。
彼の不思議な能力については説明を求めてはいけないのでしょうね(笑)
心霊系を求めていたのに最後はハラハラドキドキでした。私も手玉にとられたようです😃