ミラベルと魔法だらけの家のレビュー・感想・評価
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劣等感や疎外感を乗り越える物語
字幕版を鑑賞。
「リメンバー・ミー」ではメキシコ、「ラーヤと龍の王国」でも東南アジアを舞台にした物語だった。ディズニーはたまにアメリカ以外の地域を舞台にした話を作ってくる。本作はコロンビア。
だから音楽はラテン。楽曲のよさは安定感がある。変な曲がない。話の方は個人的には微妙だった。いや、ミラベルの抱える劣等感や疎外感はわかるし、それを乗り越えようとしている姿も悪くない。ただ、あの一族が特殊能力を使えるようになった経緯や、能力がなくなろうとしている理由、最後の決着の仕方がスッキリしなかった。
前向きなキャラと楽しい音楽と個性豊かな周りのキャラたち。そして、少しだけ深めを持たせた脚本があればそれなりに成り立ってしまうということなんだろう。そんなもんかと自分を納得させるのも少し寂しい。
ちなみに特殊能力(映画ではギフト)って言い方してたけど、あれを魔法と訳すのはどうなんだろう。魔法感はないんだよな。
家周辺で起きる話
カラフルな映像や設定とは対照的と言えるほど、舞台のスケールは小さいお話でした。
華やかな予告編を観て、冒険ものっぽい!と期待したのですが、舞台は家周辺のみです。
とは言え家自体が特別な家なので、少しの冒険的ハラハラ要素はありました。
映像は素晴らしいです。テンポもよく時間はあっという間に過ぎました。
キャラクターは全員、まじで全員、クール要素がありません。皆アツイです。一番最年少のキャラクターだけは時々清涼剤になってます…が、温度高めのキャラクター達が物語の95%を占めます。正直暑苦しいです。それがいいとこでもあるのかもしれません。
そこまでハマらなかったので星は3にしましたが、観る場所をあまり選ばず、観やすい映画かなと思います。さらっと観れたので、また何年後かに見返すかも。
お話的には新鮮味がないかも…。
普通
自分を信じて!!
家の中の小さなお話
動きはさすがのディズニークオリティで、観ていて気持ちがいい。
ただ、キャラとお話が……
家族内の軋轢を解決するのが物語の骨子。
一家を守ることに固執するうち、孫たち一人一人の自主性を認めない絶対君主化したおばあちゃんのせいで、家族そのものの絆が崩壊するか否かってとこ。
家の中のお話で終始し、こじんまりした印象でした。
主人公ミラベルの、心が狭く承認欲求強すぎなところが、まずハマれず。
ほとんどのキャラが、魔法に依存してて、自分本来の力を伸ばす努力を怠っていて。
ってか、家=魔力の源泉たる蝋燭に一家が隷属し、村人はその一家に隷属してる。
村人の努力は例えば畑の生産量とかにむけられず、一家のごきげん取りに向いている。
ベースに1960年代以降、今も続くコロムビアの内戦があるとはいえ、この図式は黒人奴隷が持ち主の白人に復讐するサスペンスや、ホラー映画における呪いのパターンでよく見るやつ。
だから「別にこの一家、滅びていーんじゃね?」くらいに突き放す気持ちになってきちゃって。
また、日本語吹替版の出来もイマイチ。
曲に対して、歌詞が字余りだったり足りなかったり、単語の途中で曲が進んだり。
『アナ雪』や『リメンバー・ミー』のような心地よさがなく、明らかに曲と歌詞が合ってない。
これは翻訳スタッフの方の問題であり、声優はよかった。
原語の字幕で観た方がいいと思います。
劇場スクリーンで観る迫力があったから、観に行ったことは後悔していないが、これだったら「Disney+」に落ちてくるのを待てばよかったかもなと、会費を払っている身としては微妙な気持ちになりました。
普通だった‼︎
悪い奴が出るかと思ったら
特別な存在
劣等感との向き合い方
そんな話だと思います。
「アナ雪」の流れをしっかり意識したお話であり、ミュージカルナンバーも手堅く、物語的にはアナ雪よりも洗練されています。
派手さは無く地味な印象ですが、大人も子どもも満足できる、さすがのディズニークオリティです。
けして子供騙しではない。バランス感覚に優れた映画です。
一方で、家族愛の押し出しについて。
それ自体は否定する気もないですが、目新しさもないような気がします。
全体的にハイクオリティな中での話ではありますが…。
観終わって言いたいこともないではないですが、観ている間に大きなクエスチョンが浮かぶこともなくまんまと感動させられました。
とにかく、アニメ自体のクオリティが高いのもそうですが、そのうえで語るに足るテーマを描き切るという点においてディズニーやピクサーは圧倒的です。
ディズニー
ディズニーへの期待が空回り
悪くはないけど、物足りないかな
正直言ってあまり好きな絵柄ではないし、ミュージカルもあまり得意ではないので、スルーしようかとも思ったのですが、ディズニー作品なら観ておこうかなと、軽い気持ちで鑑賞してきました。期待以上とは言いませんが、それなりに楽しい作品に仕上がっていたと思います。本編前に上映された短編「ツリーから離れて」もなかなかよかったので、これもそちらの作品ページでレビューを上げておきます。
物語は、南米コロンビアを舞台に、不思議な魔法の家から一人に一つずつの魔法のギフトを与えられた家族の中で、一人だけ魔法が使えないミラベルが、魔法の家と家族に訪れる危機を回避するために奮闘する姿を通して、魔法より大切な家族の絆を描きます。子供でも理解できるわかりやすいストーリーなのはいいですが、練られた伏線回収的なものは感じられず、ちょっと物足りなかったです。クライマックスからラストにかけてもやや強引な感じで、ディズニーにしては緻密さのない印象でした。そのため、決して悪くはないのですが、感動は薄かったように思います。
とはいえ、ディズニーらしいファンタジックな世界観と、いきいきとした人物描写はすばらしく、最後まで楽しく鑑賞できました。それを支えているのは、言うまでもなくハイクオリティな映像表現です。単に美しいだけでなく、そこにあるような質感がすばらしいです。人物の表情や動きにいたっては、その繊細さから心情の微妙な揺れさえ感じられるほどです。冒頭で「あまり好きな絵柄ではない」と書きましたが、そんなことはすぐに気にならなくなるほど、人物が魅力的に描かれています。
今回は、近隣映画館はどこも吹替版しかなく、しかたなくそれで観たのですが、序盤から歌詞が聞き取りにくくて参りました。しかも、それが人物紹介の歌だったので致命的でした。ほどなく理解できるとはいえ、かなり不安な立ち上がりでした。キャストのみなさんの歌はお上手なのですが、歌詞を字幕にしてほしかったです。というより、オリジナルキャストの歌声で聴きたいので、1日1回でもいいので字幕版の上映を切望します。
安定のディズニーアニメを実感。
魔法が使える家族の中で1人だけ魔法が使えない主人公のお話。
家族は、魔法で街の人達に奉仕している。でもミラベルには特殊能力がない。これ、なかなかしんどい設定だよね。現実に置き換えると、家族は皆んなスポーツの一流選手なのに、自分だけは万年補欠的な。
そんな時、魔法をもたらしてくれる住居に異常の兆しが。家が無くなれば、皆んな魔法が使えなくなってしまう。果たしてミラベルは家族を救う事ができるのか?
予告編を観て想像していたより、主人公のメンタルがメインのストーリーだった。
何より画像のクオリティの高さ。洋服の生地感、まるで映像。強烈な目力に、アクティブなダンスに、楽しい歌。
百聞は一見にしかず。かなり楽しめました。
家も動けば花も咲く、映像楽しむミュージカル映画
ノンストップミュージカルエンタメ
魔法一家で唯一魔法が使えないミラベルが、いとこのアントニオの魔法を授かる儀式で我が家の家にヒビが入り、我が家の崩壊を予言する映像を目撃する。彼女は魔法こそ使えないが持ち前の行動力と前向きな心で一家存亡の危機を防ぐために奮闘する。
「醜いアヒルの子」みたいな流れでしたが、過去の苦労を次の世代に降りかからないように完璧な能力を身に付けようとする祖母の思いと、苦労知らずの若年層が衝突し、お互いに分かり合うヒューマンドラマという感じでもありました。
吹き替え版を鑑賞しましたが、今回声を当てたプロの声優さんや俳優、芸人といった垣根を超えたキャストでしたが、違和感なく楽しめました。特に主役の斎藤瑠希さんは新人とは思えない演技でした。印象に残っているのは、祖母と本音で語り合うシーンは、ミラベルに対して尊敬できると思える内容でした。
スペイン風だったのも新鮮で、三姉妹キャラクターの抱えている問題が現代人に通じる部分もあり、飽きさせない展開が続いて、怒涛の90分だった。
何も残らない。ディズニーだからと安心しすぎた。
多分、1ヶ月後には記憶から消えていそうな映画だった。
感動したり、メッセージを突きつけてくれたり、それがなくても気持ちよい空気感に酔わせてくれたり。
そういうものが感じられない。
メッセージはあったにはあったが、そんなこと言われなくても分かってるレベル。
あと、主人公、もう少し可愛くしてもよいのでは?
難解ではなく寝るほどつまらなくもなかったので星2。
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