「結局何が伝えたかったの?」ミラベルと魔法だらけの家 ざここさんの映画レビュー(感想・評価)
結局何が伝えたかったの?
家族が大切!魔法がなくてもあなたは家族!魔法が使えなくてもあなたには魔法がつかえる!みたいな、ディズニー節が悪い意味でもいい意味でも伝わる作品だと思います。悪役がいないので主人公や周りの葛藤が雑かな、自分らしく生きよう!押し売りキャンペーンしてればいいやろ、みたいな感じです。その吹っ切れシーンだいたい歌唱が入ります。5,6曲入ります。多いです。体感2時間映画中、10曲くらいに思えます1曲4分くらいだとおもいます。ミュージカル好きではない人はこの長時間歌唱シーン辛いと思います。私は辛かった。踊って歌って映像がキラキラド派手高速テンポな感じ、見るのめんどくさいのですよね、、1,2曲でいい。
あと個人的に、私が思ってたディズニーの顔じゃない主人公なので違和感がありました。コロンビアが舞台なのかな?顔の特徴を出しているのは理解しているのですが、どうも無理してデザインされてる感があって。古い人間で申し訳ない。。家族も多過ぎて誰が誰だかわからないし子供はこれ見て誰が誰だか分かるんだろうか、家族で見てましたがコイツがこれでこうこうこうで…と登場人物を長文で説明しながらじゃないと紹介できないって、果たして子供向けかな?と思いました。実際キッズ映画の方が昨今ディズニーよりクオリティ高い気がします。シンプルでぶっ飛ぶところ吹っ飛んで。メリハリがあるので見ていて楽しい。最近のディズニーそれがないんですよね、全部抽象的。これが善これが悪。がない。わからない。もうすこし単純でいいと思います。
ペドロじいちゃんの死ぬシーンもご丁寧に描かれていて、そのシーンが一番ドラマチックに高クオリティで演出がかかってベイマックスのタダシの最期を目の当たりにしたヒロのあの表情ばりに感動しました。ゆうとそこのシーンしか高クオリティではないかもです。中身がカッスカスでいつものディズニー映画でした。ウィッシュもどうなるか、スタフィーとバンビを連れてどんな冒険が待っているのか忖度度合いに映画に期待ですね!