「家族やグループの中で劣等感を持っている人に向けたメッセージ」ミラベルと魔法だらけの家 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
家族やグループの中で劣等感を持っている人に向けたメッセージ
魔法使い一家で唯一魔法が使えない女の子が主人公の話。周りの家族は同情的か厄介者扱い。それぞれの家族が一つずつ特殊能力を持っていて、前半はそれを見ているのが楽しいです。さて、こういった落ちこぼれが主人公の場合、落ちこぼれのまま別の面から活躍(主に精神的な)するパターンと、実は誰よりもすごい力を持っていたパターンの二択しかないのですが、どっちだろうなと後半は楽しむことができました。
最後のオチは描きたかったテーマを考えると蛇足な気もしますが、ディズニーだしこれはこれでアリでしょうか。
これは魔法という形を借りてはいますが、周りと自分を比べて自分の能力が劣っているのではないかと自信がない人へエールを送りたいのかな、と受け取りました。
裏テーマに力は持っているが期待に応えようとどこまでも一人で頑張ってしまう人へ他の人の力を借りてもいいんだよ、というメッセージも感じました。
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