劇場公開日 2021年10月29日

I will. 君が未来を歩くときのレビュー・感想・評価

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4.5あれ?評価ないのかな…?でも今週は条件により本命枠~準本命枠。

2021年10月30日
PCから投稿

今年152本目(合計216本目)。

「アイの歌声を聞かせて」と20分違いで本作品へ。
ここの特集や紹介にあるとおり、一つの高校のグループのブラスバンドの軌跡(内容的に1年は描かれず、おそらく3~6か月程度?)を描く内容です。
内容がやや特殊なこともあるので、音楽に興味がある等の条件は付くのではないかな…と思います(ここの表記がバグってるんじゃないの?というくらいに評価がない…)。

 ※ 私は、父親がブラスバンド部だったこと、15までエレクトーンをやっていたので、楽器の知識はあります。

 ストーリーというストーリーもひねりはなく、目標に向かってどんどん突き進む青春ストーリーといったところでしょうか。男の子(高校3年、一部2年生)の描写が多く、女の子の描写はほとんど出ません(名前がついている子すら出ない?ストーリーの最初に登場人物一覧が名前入りで出るが、女の子らしき子は出てこないし、映画内でもほとんど登場しない)。

 高校のブラスバンドといえば、親の趣味や自身の興味で始める、文科系のクラブ活動で、学校によっては賞を狙ったりといったところもあります。そういう賞を取ると、将来がある程度約束されたり、優遇されるところもあるからですね。この映画はそれを描いたものです。
いかんせん評価がなさすぎて、どこまで書くとネタバレになるのか…という相場観が難しく(下記参照)、早速採点に入ります。

明確に気になったのは下記です。
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(減点0.3) 本映画は「ストーリーのわかりやすさ」だけでいえば、「アイの歌声~」と同じくらいか、それ以上にはっきりしています。賞を取ったりグランプリに出たり、それに青春をかける男の子たちを描くストーリーです。

 ただ問題点は、その「終着点」が明確で、しかもそれが半分くらいで終わってしまう(本映画自体は、予告編など除くと100分くらい)点で、残りの半分はというと、進路をどうするだの、2年生にバンドを任せるだの、そういう「地味な内容」になってしまい、前半と後半とで物語の展開がかなり異なってしまう点だろうと思います(なお、恋愛系も全くないわけではないが、高校生どうしで好きだの嫌いだの言う程度で、ラブストーリーという映画ではないので注意)。
もっとも、あまりにも短いと正規の料金(1900円でしたっけ?)にならないという決まりでもあるのか(2021年の1月に、スカイプか何かをネタにしたホラー映画は、55分程度と短いかわりに1000円オンリーだった)、無理やり引き延ばしたように見えなくもないのですが、露骨な引き延ばしでもないですし(趣旨は理解できるのだが、前半と後半とでストーリーが違いすぎるし、後半は「目標を達成した後」なので、動きようがない。せいぜい、高校を卒業するという「当たり前な日々を描く」状況になってしまっている)、「後半の描写が少し惜しいかな…」とは思うものの、積極的な悪意があるとも思えませんし、減点幅としてはこの程度にしました。

 なお、音楽(ブラスバンド)を描く内容ですが、専門用語は言い換えが入っているので、音楽に興味がない方や知識がない方でも楽しめると思います(むしろ、エレクトーンだと楽器の種類が違うので、あまり応用も聞かない…)。
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yukispica