沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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悪くはないけれど
容疑者Xの献身もだけど 主人公が演技で
負けてしまうから湯川が出てくる
別作品みたいな感じにはなりますよね
容疑者Xでは堤さんの演技と松下雪子さんの
演技が良すぎてこの2人の映画でしたが…
今回はずんの飯尾さん演じる父親の苦悩が
滲み出る演技、そして真相に迫る北村一輝さんの
演技が良くて主人公達が出てくるのに
影が薄い感じが…
もしかすると演出の問題なのか?
脚本が悪いのか?
そして、フジの映画の無駄なイメージカットが
昭和っぽくてとても嫌です
同じ東野圭吾さん原作のマスカレードシリーズも
同様に昭和の邦画に良くあったなと思う
イメージカットを引きずる感じが…
もっと若いクリエイターにやらせれば良いのに
と思ったりします
なんで、わざわざダンサーで容疑者紹介なのか
全く理解できません
折角の原作をダメにするのは
フジなのか? 脚本家なのか? 監督なのか?
ただただ色々勿体ないという感想です
感動はなかった
久しぶりの「ガリレオ」シリーズ
シリーズ最高傑作とまではいかないかもしれませんが、ガリレオシリーズを見てきた人は楽しめる映画でした。家族愛、家族を超越した愛、司法だけでは罪を裁けない難しさや葛藤が描かれています。
キャストの演技力も申し分ない高さでした。特に父親役の飯尾さんは個人的にコミカルな印象がありましたが作中ではシリアス芝居に徹していて新鮮でした。こんな重苦しい役を飯尾さんにキャスティングした制作陣も凄い。
「愛する人のために善良な人間の振りをして、偽りながら生きていく」ことの葛藤や苦しみが、演出によってセリフに頼りすぎること無く表現できていたと思います。少々ツッコミどころもありましたが、上質なものだったのではないかと感じました。
残念だった点としては、各々の登場人物の言動の背景や過去の経験があまり語られないこと。1度原作を読んだ身としては、大筋をなぞったようなやや薄味など印象でした。それぞれの背景も当事者視点の映像ではなく会話の中でポロッと出てくる感じなので、感情移入しきれない部分もありました。理想としては、2時間の映画ではなくドラマとして一つ一つ丁寧に紐解くことが出来たらより没入できたと思います。
化学要素は薄くミステリーとしては少々単純な部分もあるけれど、ヒューマンドラマとしては考察しがいがあると思い星4です。
北村一輝の病み具合が凄い!
ガリレオシリーズを映画館で初鑑賞。
パレードの演出もあるので大画面でより見応えありました。
真実を紐解いていくと思いもよらない繋がりや事件に関わった人間それぞれの心の底にある本当の想いが見えてくる。
北村一輝さんの表情が物語が進むにつれてどんどん酷くヤツレていく様…
自責の念と苦悩のなかで鬼気迫る演技に見入っていました。
面白かったです。
続編も出ればぜひ観たいです。
1つのミステリー映画として楽しめる
ガリレオシリーズとしてではなく、1つのミステリー映画として楽しめました。
随所に出てきた「大事な人のためなら〜」というテーマはピンときませんでしたが、一つ一つ謎が解けていく展開は面白かったかなと。
祭りを利用したトリックは斬新でした。
これぞガリレオ
解決までの中身が濃いガリレオ作品
出演者の演技が素晴らしい
どうして湯川がわかったのか?
エンドロール、懐かしや〜
雰囲気◯だけどツッコミどころある
雰囲気は、いい映画。これで星5つみたいになっちゃうけど、いやいや、よーく内容整理してみると、
朝倉妻は、あんなことしてよくお店行ってたなー。これ2度みたらしっかりヤバイ人間って思って観るね。
蓮沼は、血のついた作業服必要だった?あれがあるからって、朝倉妻に自分は全て知ってるってメッセージにならないよね。むしろあれのせいで真犯人って事になっちゃったし。
でも、血のついた作業服があってもそもそも釈放されてたんだけどなー。
蝶のバレッタに血がついてなきゃ真犯人じゃないのを立証できるの?手に持ってたかもよ。
草薙さんは、血のついた作業服があっても沈黙したら、裁判もできなかったのに、そんな人が朝倉夫に絶対に解決するみたいな事言ってるのもなー。
でも、いい映画ですよ。序盤もすごく好きだし、最後のほうで、庭で飛んでる蝶を朝倉妻は手で払ってたけど、お墓参りしてる元彼君の肩にはとまるところも、何か表してる感じでいい。
細かい事もかきましたが、ガリレオファンの方々怒らないでね。小説読んでませんけど、私もガリレオ好きなので。
物語はよかったのだが
北村一輝さん"Good Job!"
なんと言っても、北村一輝さんの演技が最高でした。
ストーリー上、冒頭で被害者女性のお葬式から始まる訳ですが当人を全く知らない為、感情移入出来ないまま進行していく。
どうしても納得出来なかった箇所が一つあり。最初に姪っ子を殺害され妹を自殺に追い込まれた男が被疑者に近付いているのに計画の手引きしかしていないのは納得出来ず。目的は復讐では無かったのか⁉︎ 話しの流れ的に殺害に失敗した等の伏線が必要だったのでは。
ガリレオは間違いない
北村さん最高でした。
『容疑者Xの健診』『真夏の方程式』を鑑賞済みです。劇場版『ガリレオ』はテレビシリーズとは違った暗くて重い印象でしたが、今作はテレビシリーズに近い雰囲気で懐かしい印象を感じました。前半は湯川が高らかに笑うシーンやシュールな実験シーンやちょっとしたコメディ要素もあって、個人的には楽しめました。
2回観賞しました。今作は刑事草薙に焦点を当てた作品になっていました。捜査会議で嘔吐するシーンから北村さんの演技は圧巻でした。これまで『テルマエ・ロマエ』や『劇場版シグナル』で拝見させてもらいましたが、今作で精神的に追いつめられる演技を観れて良かったと思います。
今作は湯川先生と草薙刑事の友情を描いたミステリー映画だと思いました。綺麗にまとまっていましたが、ちょっと過去回想が多すぎた印象でもありました。
面白いんだけど。。。
よく作り込まれていて、二重三重のドンデン返しがあるんだけど、
よくよく考えると都合良過ぎる箇所がいくつかあり、そういう意味ではトリックに凝り過ぎの感がある。
液体窒素をパレードの出し物の宝箱に隠して運ばなきゃいけない必然性がないし、
犯人とゴミ回収のオッチャンが同居するのも都合良過ぎるなぁと。
まぁあまり難しく考え過ぎずに、楽しんで観れば良いのだけどね。
つまらない方の東野圭吾
ガリレオって、湯川先生がとつぜん数式を書き始めて、そこにギターのテーマ音楽が重なって、謎が解決してカタルシスって話だよね。今回は、それがないの。映画版では人情話になることが多いから、カタルシスないことが多かったかな。覚えてないや。
それで明かされる真相の「なんじゃこれ」感がすごい。
東野圭吾が人情話に寄せるときは、《砂の器》ばりのドロドロ話になる印象だけど、今作も、まあ、そうだね。
でもさあ、作家がウンウン考えて『ここでこういうことが起こって、謎を解いていくときに「こうかと思ったら、じつはこう」ってなって、被害者は殺されてもしょうがないなって感じで、《オリエント急行殺人事件》っぽいところもあって、トリックはこうで……できた!』って話を書けば、それでいいのかな。
「思いついたぜ!」ってだけの話を、そんなに良くない読了感を抱かせつつ、登場人物の誰が救われるわけでもなく、読者が何かを気づくわけでもない話を書くのか東野圭吾ほどの作家が。それを映画化してるフジテレビもどうなのさと思いました。
そして、草薙さんは「実刑を与えることができなかった」って悩んでるんだけど、これは悩んじゃ駄目。警察は正義を為す組織ではなく、法に則って手続きを進める組織だから。倫理的にどうかではなく、法的にどうかで判断しないと。警察が正義を為そうとするから、ストーリーに則って送検しようとかしちゃうの。
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