「演技が良いだけに惜しい」沈黙のパレード k aさんの映画レビュー(感想・評価)
演技が良いだけに惜しい
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原作未読だが、本来ならもっと深い心理描写を楽しめる作品だったのではないかと腑に落ちない部分が少し。
演技や全体的な絵づくりには全く文句なし。北村一輝の演技がピカイチ。
ただ、やはり朝倉夫妻(主に妻)の蓮沼よりもよっぽど不可解な鋼の精神力だとか、佐織カップルのあまりにも青すぎる妊娠&恩人に対する薄情だとか若干モヤモヤとした部分が残る。蝶になって肩に止まるな、肩に。
殺人を計画したが失敗しただけの人々、無計画にも彼女を妊娠させ(当人は知らないが)夢への道を諦め、死に至る遠因を作った高垣らも、僕らに責任はありませんという態度で締められたがそれでいいのか。
そしてエンドロールで何故過去作を…?
TRICKラストステージのような感傷は覚えられないぞ。
しかしまあ、ガリレオ新作が見られるだけで嬉しかったのは事実なので、鑑賞後感はそんなに悪くはなかったのであった。
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