流浪の月のレビュー・感想・評価
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すず様ファンとしては
いきなりベッドシーンで、ファンとしては悲しいね。
で、すず様出演の映画は、内容よりスクリーンですず様を観られるから観に行くって感じです。
内容は、どうでもって思って観てますが、この作品は引き込まれてしまいました。
2時間半の少し長い作品。あっという間に終わった感じです。
つまらない作品の2時間は長く感じますが、流浪の月は面白かったです。
内田也哉子さん、樹木希林さんにそっくりで味のある役やってました。
濃〜い内容をこの2人で…
横浜流星の脱皮
繊細な演技
桃李くん、流星くん、すずちゃん、3人とも難しくて、パブリックイメージを損ねかねない役を、よく受けたなぁとおどろきつつ感心しました。
しかも、すごく繊細な演技は引き込まれてよかった。
カメラワークや色遣いと相まって、悲しみの深さがよく表現されておりました。
桃李くんがギスギスに痩せなきゃいけなかった理由は、観ても分かりにくいのですが、たまたま自分には知識があったので納得できました。
ネットに残った過去の事件……いわゆる「デジタルタトゥ」による、無関係な第三者の、元受刑者への差別と嫌がらせの描写は、フィクションとはいえ、なかなか嫌なものがありました。
ただ、後になって冷静になって考えると、現代の疑惑に対するいろいろな反応がおかしくないだろうかと。
週刊誌が本人への裏取りなく誹謗中傷記事を載せていることと、子どもの親の被害届もなく裁判所の逮捕状もなしに、警察が任意同行ではなく逮捕して連行しているあたりがどうにも違和感があり。
映画の表現だとそんなところが気になって、原作を読みたくなってしまいました。
たぶん、小説なら瑕疵はないんじゃないかorこのモヤモヤが解消されるんじゃないかと期待して。
引き込まれる
キレイな月ですね
間もなく50歳になりますが、「愛」がどんなものなのかは分からずにいます。
が、更紗と文が終盤に至った感情や空気には、これが「愛」なのかと思わせる雰囲気がありました。それが愛だとしたら、やはり愛にはいろんなかたちがあるんだと改めて気付かされました。二人の関係もその一部に過ぎないんでしょう。
散々な悪態つかれた亮に対し「これまでありがとう」と言い、唯一の拠りどころである文に対し「迷惑かけてごめんなさい」と口にする更紗が印象的でした。
「親ガチャ」の影響を受けた二人が「社会ガチャ」とも言える環境に流されていく。最終的にそれを受け入れられた二人は羨ましくも見えました。そんな存在と出会えた二人、キレイな月を一緒に見上げられた二人はある意味幸せですよね。
「二人」の関係は他の誰が理解、評価するものではないし、自分の想いを大事にすることが何より大事であることを再確認しました。
最後に、この映画は難役をサラッと表現した広瀬すずさんの存在がなくてはありえない映画でした。
人生に絶望し、あきらめてきた二人が見つけた選択
15年前の誘拐事件。当時の被害者と加害者は再会を果たす。
心に傷を抱え、人生をあきらめてきた更紗と文二人でいる時こそ、自分らしさを出せている。
しかし、世間が許さない。全く言うことを聞いてくれない警察、悪意に満ちたマスコミ、一般人の攻撃。
再会して本当によかったのか?
なんとも言えないが、人生に絶望し、諦めてきた二人の最後の選択にどうか救いがあればと思った。
心に傷を抱え、被害者として上辺の同情と可哀想のレッテルを貼られ生きる更紗の不憫さ。
他人とのやりとりで見せるぎこちなさが上手い。
それと横浜流星の新境地。
更紗を束縛・支配しようとする面と裏切ってほしくないという心の弱さを持つ二面性。
中盤、再登場するシーンの姿には少し鳥肌がたった。
あまり魅力を感じない2枚目俳優だと思っていが、見事にやられた。
李相日×種田陽平作品
月はどっちに出ている
切なすぎる
最初から最後まで
どこも手抜きをしてない
切なすぎて、もどかしくて
最後は
あぁ、良かったなぁと少し救われました
諸手を挙げて良かったとは言えないですが
お互いが心の支えになれる関係になるなら
見守りたいです
俳優陣も凄かったです
松坂桃李は全般物静かでしたが
池でぎゅっと手を握り締めたところ
裸でうずくまったところの感情がたまらない
泣いちゃいましたね〜
横浜流星のクズっぷりも最高でした
まるっきり亮でした
救急車に乗る前に手を振りほどくところは
グッときてしまった
さらさのお二人にも感情移入しちゃって
映画の長さは全く感じなかった
心に残る場面は書ききれないくらい
たくさんすぎて困る
また、じっくりと見たい作品です
追記
先日、テレビ番組で
三浦友和が 流浪の月 良かったよ
と横浜流星に言ったとの事
同じ感想だったんだーとちょっと嬉しい
2人を取り巻く人々の微妙な機微と本音、徐々に露わになりぶつかり合う...
ポップコーンを買わない方がいいです。
天晴!広瀬すず
そんなことって、、、
広瀬すずの体当たり演技が印象的
役者の熱演は良いのだが、肝心の内容は薄い。リアリティ皆無の失敗作。
舞台挨拶中継付きの初日上映を鑑賞。
広瀬すずの久々の主演映画という事で楽しみにしていました。しかし、余りの酷い出来に驚愕。現実にはありえない、突っ込み所の多いエピソードが多過ぎて、感情移入も出来ません。役者陣は良かったのですが、監督と脚本がダメ過ぎて、肝心の内容が台無しになっています。原作自体がボーイズラブ小説が売りの女性作家が描いた妄想ファンタジーに近いのですが、それを監督が更に作り変えて、原作に無かった改悪場面が多く、更に混乱を招いています。
暗くて気分が悪くなるようなシーンがやたらと多く、2時間半と長いわりに説明不足。それぞれの人物描写や過去や背景などが深掘りされてないため、内容が薄く感じます。広瀬すずのベッドシーンも酷いもので、気持ち悪く不快な描写がやたらと長くてウンザリ。ストーリー上の設定や意図があったにしても、もう少し綺麗に撮ってあげる余地はあったはず。前半も疑問だったが、後半は更に「このシーン、必要か?」と疑問に思う所が多く、違和感が増してくるし、あそこで警察が介入してくる事自体が、リアリティが無さ過ぎて、お粗末な展開に呆れるばかり。ラストの展開も蛇足感があり、結局は彼らの愛がどこまで本物なのかも伝わってこないまま、尻切れトンボみたいに終わってしまいます。
俳優さん達は本当に素晴らしい人ばかりでしたが、制作サイドが駄目な印象です。若手人気女優でトップクラスの広瀬すずも、ようやく久々に主演映画が出来たと思ったら、こんなダメな映画に出演させられて、無駄に汚れ役をさせられて、酷い目に遭わされてる・・・という痛々しい気しかしません。この監督自身、心から伝えたいものなんて、それほど持っていない人なのだと感じました。そうでなければ、こんなに薄っぺらく意味不明なダメ映画にはならなかった。何よりも脚本をこの監督に書かせたのが、大失敗だったと言えるでしょう。別の腕の立つ脚本家に任せれば、もっとマシな映画に仕上がったに違いありません。
終演後に舞台挨拶中継があったのが救いで、それだけ楽しめたという感じでした。日本には良い俳優が沢山いる事実を改めて認識しました。それだけに今回のこの映画の内容の中身の無さや、出来の悪い脚本には、本当に残念。とても人にオススメなんて出来ない、気分が悪くなるだけの映画です。ひたすら暗くて不快で、本当の愛すら描けていません。その代わりに、心を病み過ぎてる?変な人物ばかりが、それぞれ異常な行動に走る。そんな場面を増やして、余り物事を深く考えないタイプの観客を引き付ける。そんな安っぽい技法や演出で、内容の薄さが誤魔化されてる感じがあります。広瀬すずの無駄使いみたいな映画でした。次回はもうちょっとマシな監督の作品に出てほしいですね。あと、多部未華子が結構重要な役で出ているのに、何故か出番が思ったよりも少ない。これも別の意味で多部未華子の無駄使い、と感じてしまいました。
これだけ酷い内容なのに、絶賛してるレビューが異常に多いのが不思議。
関係者やサクラが多いのかもしれませんが、それだけではないような気もします。「内容がよく理解出来ない」と言いながら、「俳優の演技が上手いから」とか言って、高得点をつけてる人が多く見られます。「自分の好きな俳優が頑張ってるから、悪い評価はつけたくない」みたいな感じでしょうか。
この映画では広瀬と松阪、メインの2人が何度も酷い目に遭わされる場面が繰り返されて、重苦しくて救いようのない不幸のどん底みたいなパターンを執拗に見せつけられます。冷静に見ていれば、本当は好きでも愛してもいないダメ男と同棲して、婚約までしてしまう時点で、主人公自身に大きな問題があると分かるし、わざわざ自分からトラブルを招くような異常行動をしてる事が分かるので、全く共感が出来ません。
更に冷静に考えていくと、こういう現実性の無い妄想ファンタジーの物語自体も問題だと分かるし、更にその原作を作り変えて改悪している監督も、問題だと分かります。こういう明らかにおかしな映画を見て「可哀そう!(涙)」「素晴らしい!迫真の名演技だ!」とか「何かよくわかんないけど、深いかも」「何かわかんないけど、考えさせられる」とか言って、ひたすら号泣して大感動してしまう人達。そんなパターンがツボの思考停止した日本人が、実は思った以上に多いのかもしれません。「今年の映画でベスト1位だ!」なんて言ってる人までいて、実に恐ろしい限りです。
人に勧める感じ、じゃ無いけど面白い
ワンランク上の作品
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