流浪の月のレビュー・感想・評価
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広瀬すずが美しくてエロくて可愛い
雨でびしょ濡れになり公園のベンチに座っていた10歳の少女・更紗に、大学生・文が傘をかざした。更紗は伯母に引き取られて暮らしていたが、家に帰りたくないと言うので、文は彼女を自宅に連れて帰った。更紗は自分の意思で2カ月間文の部屋で過ごしていたのに、文は更紗を誘拐した罪で逮捕された。2人は被害女児とロリコンの加害者と決めつけられ別々の人生を送ることとなったが、事件から15年後に更紗が偶然入った喫茶店で文と再会した。実は文には重大な秘密が有り・・・さてどうなる、という話。
なんか切なく悲しい話だった。誰も悪くないのに、周りが勝手に加害者と被害者にしてしまう事もあるんだな、って憤りで悲しくなった。ちょっと警察の行動は決めつけすぎでどうかと思ったが。
更紗役の広瀬すずは美しくてエロいキスシーンも有り可愛かった。
文役の松坂桃李は役作りの為にガリガリに痩せ、凄い演技を見せてくれた。
幼少期の更紗役の白鳥玉季も素晴らしかった。
引き込まれ、150分が全く長く感じなく、観終わって余韻の残る作品です。
松坂桃李に星⭐️。「繊細さ」と「叙情」はわかった。時間は短く感じる面白い作品。だが刑事法の適用と警察捜査がまるでなっていない。明らかに間違っている。李監督には期待したが残念。
この作品長いのだよ。余計な「舞台挨拶」30分がついて、
お約束の定刻すぎの予告編が「無くて?、あったか(^_^;)」
3時間10分。【映画自体は2時間30分】
ちょうどこの時間しか合わなくて、ネット予約した後に後悔「舞台挨拶要らねぇなぁ」・・・
膀胱に優しく無い作品。
だからペース配分考えて「舞台挨拶はあんまり集中せず、飲料も飲まず」
マラソンランナーみたいに戦略を立てた。【やっぱり勝負は30キロ以降ね・・】
瀬古選手や宗兄弟みたいな心境であった。
ところが意外。舞台挨拶、超面白く。その反面、本編は「最初の訳の分からない【誘拐でっち上げ=国賠レベル】
で早くも終わってしまった。
正直なところ、本作エンドロール見ると「警察監修」なる方が出ているのだが
コレって、戦前の特高警察そのもの・・思い込み・・だけの捜査・立件
「ええ加減にしてくれよ💢」と警察描写に叫びたくなった。
・故意=悪いとわかったが本人の意思に反し監禁した
・過失=こういう悪い結末は予想してないが、自分の意思で良かれと思って拘束したのは事実
・任意の自由意志=無罪=あくまで子供が自分の自由意志で現状に嫌気がさして居住、自由意志に任せた。
という法律の大原則わかってるの?別に有名大学出てなくても、社会科学系の学部出身者、あるいは職業的に法律絡む人
なら「常識中の常識」
それから「別件逮捕=高度なテクニック」ではあるが【あまり表沙汰にできない・・】
「過去にこういう奴だから・・逮捕」って・・あり得ない、呆れてものが言えない。
この作品か悪い奴順で言うと
①デタラメ立件、デタラメ後半逮捕のバカ「警察さま」
②婚約前なのに暴力振るう、横浜流星の役
③家屋の正面にド派手にペインティングする凶悪犯=逮捕、送検は免れない。
なんだよな。
ちなみに松坂桃李の主役は「任意の事情聴取」はあるが、逮捕、立件は絶対にあり得ない
「被害者と仮定される子供=主人公は悪くない、自分の家庭環境が厳しくて、主人公の優しさに惹かれて
自分の判断で住み着いた」といえば、捜査担当者はその供述録取を拒むことはできない、そもそも「国倍=クビになる」
って・・あと後半は「そもそも成人した女性自身が自由意志で隣の部屋に住み込んで、シングルマザーの恋人との旅行中に便宜的に子供預かって平和に過ごしている状況は明白」なのだから逮捕どころか家屋侵入さえ許されない。
警察=お前ら、何さまですか?のあり得ない描写。
原作がアウトなのかもしれないけれども、妻夫木くんの「悪人」は飛躍はあったが吉田修一の力か、説得力がかなりあって
李相日監督には期待していただけに残念。そりゃ松坂桃李はイイ男だ。横浜流星の悪役。広瀬すず、多部未華子の演技は良いし、画像の雰囲気、展開、主役松坂桃李の危うさ、儚さの描写は飽きさせなくて秀逸なのだ。叙情的な描き方も良い。
ただ骨格がハナから間違ってるとシラけてしまう。
「舞台挨拶」面白かった。松坂桃李イイ男だが、もうクランクアップから相当歳月経てるだろから
「ただでさえ痩せ型なのに・・痩せすぎ」が心配、でもイイ男だねぇ【ちなみに私は「そっち系」では無い・・念のため】
時間は早く立ちます、惹きつける作品。でも偏屈屁理屈ジジイの私は合わない作品でした。
月が全てを知っている
広瀬すずが大人の女優に脱皮した。
絞って痩せた松坂桃李の演技が素晴らしい。
横浜流星もアイドルから俳優に脱皮した。
内田也哉子がピンポイントで存在感がすごい。
サラサの子供時代を演じる子役がほんとにいい演技をしている。
母親の愛を得られずに生きてきた人にとっては胸をえぐられるような辛み。
まるで自身のことのように胸が傷むシーンが続く。
唯一ほっこりするのがしばしの安息の場で、ピザを食べる幸せなシーンだ。
李監督の作品は、説明しすぎないのに肝心な部分の描き漏れがない。案外これが難しいバランスだと思う。
フミが大人の女性を愛せないことや、サラサが好きでもない男から身体を触られる辛さと、デリケートな問題を扱ってるから、適当に観て誤解しないでほしい。
マスコミが書き立てるような見方をこの映画に対して決してしないで欲しいと切に願う。
月は全てを知っているのだ。ことの本質を。
観ている者も、主人公たちと共に湖に流浪して身を任せよう。
そうすることで月と同じ視点に立てるだろう。
月と一緒に2人の幸せを願えるだろう。
舞台挨拶中継
自分のことは自分しかわからない
結局自分が見てる世界と他人から見える世界は違うわけで、どこまでいったってどんなにその人のことを知った気になったり大好きで愛してるつもりだとしたって、その人のことはその人にしかわからない。自分に見える世界がその人の全て。自由に生きることを許されない世の中で苦しくもがく。繊細なお話。
小説を前に読んでいたので話がスッと入ってきたし、勝手に脳で補ってるとこもあるので、空気感含め好きな作品だけど、これだけ見るとちょっと重くて面白いとは思えない人もいるかもしれない。本でしか伝わらない個人のバックグラウンドもあるしね。本も読んでみてほしい。
今日は生の舞台挨拶付きで見たのもあって心にぐっときた。本を読んだ上で、かなり素晴らしい配役だったと思う。
広瀬すず上手。いい表情いっぱいしてた。舞台挨拶もたまに見せる笑顔がかわいかったー子役ちゃんが出てきてからさらに表情がやわらかくなって素敵だった、
横浜流星もあまり見たことない感じの役柄だったけど、かなり良かった。カッコ悪いカッコよさ。この映画の世界では嫌われ役だろうけど、君の気持ちもよくわかるよ。更紗を好きな気持ちもよく見えてよかった。そして本人はその辺にはいないイケメンだった。
松坂桃李はさすが。配役発表されたとき、そうだなー文は松坂桃李だよなーと思った記憶がある。この映画のために痩せ細っただけあるわ。消すとこは消して出るとこは出る。そして映画以上に舞台挨拶が、なんかほんっとにいい人なんだろなーって人柄が伝わる感じ&話も面白くて、好感度がグッと増した。
あとは前から好きな子役の白鳥ちゃん。これも配役聞いた時嬉しかった。相変わらずの安定感。舞台挨拶来て欲しかったなー。
それ以外の皆さんも含め素敵俳優陣。あっ、演技だけじゃなく、音も映像もかなり良かった。普段見ない3列目だったのもあるけど没入できた。
監督の自己満映画でしかない
「たくさん偏見や批評を受ける映画」だと監督本人が言っていたが、その通りすぎる
役者に体当たり演技させました
役者を脱がせました
役者に感情を爆発させました
三拍子揃っている監督の独りよがり映画だった
ストーリーなんてホントクソすぎる
題材がそもそもクソ
原作読んで無いからあまり言えないけどさ
サラサがあまりにも自己中心的な行動で、相手の幸せを考えられない子だから見ててイライラする
言葉も足りなすぎる
人間である証は理性と言葉なのに、それではまるで動物
フミはフミで、詰まるところ彼はロリコンではなかったが、大人としてあまりにも稚拙な行為を繰り返していた。
行動がロリコンと受け取られても仕方ないし、ロリコンの救済が被害者との対峙だと受け取られかねない。
まるでろりこんでもいいんだよ、被害者は思い出として生きてるよ、と思われても仕方ない映画
全員ちょっとおかしくて、全員自分の気持ちに忠実すぎる。人のことを思いやれないし考えられない。人として大事な部分が欠如してる
多部未華子の視点が唯一私達マジョリティ側の視点だけど、なんか1ミリも共感も感情移入もできない。
不幸を寄せ集めても感動作にはならない。
文は病気だったということですが、何の病気なんでしょうか?
体が子供のまま発達しない病気なんでしょうか?
最初の更紗が文についていくシーンも、ちょっと違和感がありますかね。更紗は子供ですからね。
ケチャップのシーンもどうなんでしょう?更紗は本当は自由奔放で明るいということを描きたいんでしょうか?あの音楽はなんなんでしょう?
趣里が演じる佳菜子が子供をほったらかして、彼氏と旅行に行ったまま帰って来ないのもどうなんでしょう?
文が子供とふたりでいるというシーンを作るための、取ってつけたような前フリとしか思えません。
全体的に、監督の演出なのか、俳優の演技を型にはめていくようで、演技力を殺してますね。
まあ、キャスティングと予告編でお客は入るかもしれませんが、上っ面な作品になっているのは否めません。
ベッドシーンやキスシーンがベロベロ気持ち悪い。女優はきれいに撮ってあげないといけません。
かなり、期待を裏切った作品と言えます。
映像と演技は良い。ストーリーの奥行きがもうひとつ。
流浪の月という小説の良さはまぁまぁ出せてたかと・・・
決して多くない台詞であそこまで繊細な表現や描写を引き出した俳優達は本当に素晴らしかったと思う。韓国映画に近い印象を受けた。
広瀬すず・松坂桃李の表現力は素晴らしいし、嫉妬するくらい凄く引き込まれるものがあったし、横浜流星の絶対にしてはいけないサイテーな事をしているけど、もしかしたら自分も一線を超えてしまうかもしれないと思わせる人間くささも上手く出せてたと思う。
ただ、更紗と文は恋愛関係のそれとは絶対に違うし、むしろ文は更紗を他の人と同じように愛せない事に悩んでいる描写はもっと必要なのでは?特にラストは人によっては少し誤解や疑問を残してしまうかと。
小説の実写化特有の説明台詞を省いたのは良かったが、時系列が入り組んでるのは小説の実写化っぽい。あと、余韻を残すのは良かったけど、原作を読んでいないと色々と疑問が残るラストなのは何となく不完全燃焼感がある。
大きく荒れることのない湖の様な作品
原作泣かせです。
鑑賞後全てにおいて物足りなさが残ります。
何故初めに幸せな家庭を描かなかった?
幸せがあったからこその不幸だと思うのですが…?
原作の順序だった物語がバラバラに組み直されて観る者を残念な気持ちにさせます。
亮くんのDVだって1回っきり。
何度もDVと贖罪を繰り返すからDVの愚かさがわかるのに…(事務所的にNG?)
アンティークショップにしても店終いするからこそのプレゼントなのにあれでは気前のいいジィさんw
多部ちゃんだって心に傷があってこその文との繋がりを求めるって設定なのに何も無し。
梨花ちゃんにしたって投げっぱなし。
梨花ちゃん出すのなら2回キッチリと預けさせて亮くんと文の違いをみせないと。
ラストのハッピーエンド?だって観せるべきだよね。
原作読んで期待した人にはちょっと残念かなと。
#36 成長できない2人の男
最近立て続けにテーマの重い暗い映画を観ているせいか、これはまだ明るいほうに見えてしまった。
フミもリョウもまともに大人になれない男で、そんな中でも世間一般的にはまともに見えるリョウと恋人関係を続けようと努力するも、結局フミに惹かれてしまう更紗。
今まで明るい元気な女子を演じることが多かった広瀬すずが大人の女を演じていて結構ドキドキした。
横浜流星クンがベッドシーンもダメ男も似合うから、余計酷い男に見えるのよ。
フミが物理的に成長しない出来損ないならリョウは精神的にわがままな子供のままで、対照的な男性を表してるのが面白い。
どっちも出来損ないなのにフミは犯罪者でリョウは表面化しないから社会的エリートっていうところが歪んだ日本社会を表している。
幸せに生きる場所は日本にはないと思うけど、フミと更紗には幸せに生きて欲しい。
胸が苦しくなるような「切ない」映画だった…
1つ目の「切なさ」は、
大学生の文が10歳の更紗を同居させたことで誘拐犯にされてしまうこと
自分の身の安全を守ってくれる「大人」と「家」が
「ない」と感じていた更紗に、安らげる「家」と一人ではない「安心感」を与えた文は、一生背負わなければならないほどの犯罪を犯したことになるんだろうか…
そして、2つ目の「切なさ」は
文と更紗が子供の頃から抱える性的な問題
デリケートな問題だけに、絶対に人には知られたくない
しかしそれを話せないことが、誤解やトラブルとなってゆく…
ネットに本当かうそかわからない情報があっという間にとびかう時代
世の中には、少なからず「生きにくい人」、「行き場のない人」がいるんだろうな
文と更紗はお互いの存在自体が、唯一の「生きていける場所」なのかもしれない
松坂桃李と広瀬すず!
さすがの圧巻の演技で、作品ががっちり成り立ってます
一皮むけたような横浜流星の演技も秀逸でした
また、
画面に風、陽の光、水や雨などが、動きをもってきれいに差し込まれ、作品タイトルの「月」をよりシンボリックにひきたてていました
そして、見終わったあとにその寂しげで冷たく光る月の映像が、しばらく心から消えない…
そんな、余韻を残します
求めている真実の愛
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