劇場公開日 2022年5月13日

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流浪の月のレビュー・感想・評価

全515件中、341~360件目を表示

4.5広瀬すずの成長と今後の可能性に畏れを抱く

2022年5月19日
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鑑賞方法:映画館

150分の長丁場、全く長いと感じなかったけど、精神的に体力が必要でした。
セリフはかなり少なく、行間に緊張を持たせた感じ。雑音も少ないので、スクリーンに集中してゆく。
役者は、ハズレが誰一人いない…松坂桃李は見た目からして松坂桃李じゃない。終始表情が無いというのは、相当難しかったろうなぁ。
横浜流星は熱演、多部ちゃんは短い時間で強い存在感をよく出した。子役も素晴らしい演技だった。
そして、広瀬すず…「怒り」「三度目の殺人」でも、助演とは言え難しい役をこなしたところから、今回主役も心配ないさと思っていたら、大変失礼しました。更に大きく成長しているではありませんか。末恐ろしい子です。
撮影監督に、「パラサイト」「哭声」の撮影監督を招聘したのも良かった。それぞれのアングルや切り替え…スクリーンに惹き込まれる。
難しい問題を扱っていたけど、観て良かったです。

なお、原作も読みました。
原作も良いですが、文章だと必死に説明している感じの強いところを、セリフの行間の表情や、背景・風景の切り替えで見事に表現しており、これぞ”映像芸術”と納得できるところに昇華させているように感じました。

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のら

5.0苦しみを抱えながら必死に生きる人間たち

2022年5月19日
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ヌル

3.0重たい話でした

2022年5月18日
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泣ける

悲しい

難しい

人は異質なものや自分に理解できないものを排除しようとする。
またストレスと名付けて正当化して他人に捌け口を求めたり、自分より弱そうな人間につけこんだり依存したりする。
人間の汚いところのオンパレードだった。共依存の二人しか救われない話。
でも二人でアパート暮らしをしている様子は楽園にいるような心地良さを感じた。
更紗を自由に出来るのは更紗だけ、にはちょっとグッときた。

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のんさば

4.0すごい作品を目撃しました

2022年5月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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はーまーっち

4.0広瀬すずのファムファタル振りが素晴らしい

2022年5月18日
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ガツンとストレートに胸に来る、李相日のヘビー級パンチでした。誤解と思い込みと偽善的な優しさと悪意と興味本位とが、巡り巡ってスパイラルに絡み合って、息が詰まるような2時間半でした。世間からは決して理解されない二人がお互いにとって唯一の理解者と言うのは、あまりにも切ないです。李監督の骨太な演出とホン・ギョンピョ撮影監督の美しくも官能的な映像も絶妙です。役者では、広瀬すずのとても20代とは思えないファムファタル振りが素晴らしく、彼女の演技なくして、この作品は成立しません。松坂桃李の全身を使った無機質で乾いた演技も、いい感じです。あと、出番は少ないけど驚いたのが、内田也哉子。表情やセリフ回しが、お母さんの樹木希林そっくりで、ゾクっとしました。

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シネマディクト

3.52時間半…⭐︎

2022年5月18日
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鑑賞方法:映画館

上映時間が長いので、正直 若干鑑賞を迷ったが、映画の配役が発表された時点で原作を読むことにした作品。

しかし、短く感じないまでも緩やかに まさに流されていくように物語は進む。
広瀬すずは、やはり何を演じてもそつなくこなす。
松坂桃李は、まさに原作の文そのもののような暗い洞窟のような目をして佇み、
おそらく相当 体を絞っての参加。
この二人が主役になった時点でこの映画のイメージは確立されているように思う。

映像が冒頭からとても美しく引き込まれてゆき、省略された場面ももちろんあるが、
沙羅が働くファミレスや文のカフェの様子もぴったりでほぼ原作に忠実に物語が語られる。
横浜流星が、DVに自分自身も苦しめられる役を熱演。
こういうタイプの彼を見たことがなかったので、すごく新鮮に感じることが出来た。

この原作だと、もう少し若い人が主役になり恋愛映画になってしまいがちだが、
さすがに、李相日監督、とても深い善悪の境界が滲み出ている。

本人達以外に誰にもわからない世界は、やはりある…
それは、誰にもジャッジ出来ない。
引き抜かれた木(原作ではトネリコ)に、自身を重ねる人は多いと思う。
でも、この物語は二人が出逢ったことが救いになっている気がしている。

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☆ムーミン

2.5疑問がいっぱい

2022年5月18日
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ぱぴこ

4.5文のそばにいる時だけありのままの更紗でいられる

2022年5月18日
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主人公更紗を演じた広瀬すずと、更紗の少女時代を演じた白鳥玉季。似ているようで似ていない二人が全く重なって見える瞬間が何度もあった。

文のそばにいる時のありのままの更紗、引いてしまうくらい自由な誰のものでもない更紗。15年後の広瀬すずが演じている更紗はまるで10歳の少女のようだ。

月は欠けてもまた満ちてくる、その繰り返しであるが二人には幸せになってほしいと願わずにいられないラストだった。

昨年、吉永小百合の引き立て役で誰が演じてもいいような役柄で共演していた広瀬すずと松坂桃李。才能のある、そして映画スターとして華のある二人がこのような重く切ない作品で再度共演して素晴らしい演技を見せてくれた。映画ファンとして幸せを感じる。
もっともっとスクリーンで活躍してほしい。

内田也哉子さんはあまりにもお母さんに似てきすぎてなかなか普通の役は難しいだろうな。注意がそっちへいってしまう。

原作では更紗と文が「トゥルー・ロマンス」を見ていたと、今サイトのレビューで教えてもらったので、鑑賞前にDVDを借りて見た。見てよかった。本当によかった。ありがとうございました。

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大吉

2.0惜しかった

2022年5月18日
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人それぞれ、秘密はあるもの。
ない人は、いないと思う。

原作は読んでないけど
映画って考えると
不完全燃焼。。。

もっと、掘り返して描きたい事はあったはず。

私個人的には、4時間でも5時間でも
これが描きたいって映画なら
描いてもらった方が良いと思いました。

俳優の芝居にも惹きつけられたし、無茶苦茶、気合い入ってるのは、わかったし。
特に、横浜さん

すばらしい演技したと思います。

だからこそ
もっとえぐってもらって
物語を見たかったなー

非常に慎重に、エンターテイメントに
あてはめた、映画であった気がして。

ちょっと残念です。

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R tokyo

5.0凄かった..

2022年5月18日
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おナス

3.0どうでしょう

2022年5月18日
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重い話でしたわ。広瀬すずちゃんはアリスに見えるし、横浜流星はまだまだな感じやし、桃李君はこれまた難しい。配役間違いな感じ。

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ミヤミヤミヤ

5.0姿、形は変わっても、それは見る側、其の物は無変

2022年5月18日
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ラストシーンが、全てを語っているんでは。自分に付いたものは、拭うな、寧ろ事が大きくなる。ありのままに、と。

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ホモサピエンス

4.0全体が1つの曲にそって流れる様な映画

2022年5月18日
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悲しい

萌える

大人になったすずちゃんの新たに取り組んだ作品で、ドラマ以降初めてシビアな役に挑戦で、横浜流星が羨ましく観てしまった。
作品全体は何かの曲のメロディの様にゆったりと流れ、それに逆らう事なく最後まで急ぐ事なく持って行ったという感じて、他にはあまり感じない感覚でした。
最後のオチが○ンゴ?👀○ンゴ❓えっ⁈
そこかよ。人に何があるかわかはない。

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Kama

2.0ラストの少女の唇

2022年5月18日
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鑑賞方法:映画館

難しい

映画鑑賞の巧者でなくても丁寧にとらえられた少女の唇は女性性器のメタファーであり、ケチャップは破爪の血であると分かると思います。ではそれを丁寧に拭った文の描写は何を意味するのか?性的不具者がパドフィリアに覚醒めたのか、否か?
原作は未読ですが気になりました。
物語の紡ぎ方が李相日監督らしく無くわかりにくく、韓国から招いた撮影監督の絵づくりも主張しすぎていると感じました。オズヤスティスト有り、カブリックよろしくのシンメトリー構図有りで(笑)。美しかったのですが。

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emanon

4.5トータルで素晴らしい

2022年5月18日
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李監督の作品、それぞれの物語の「好き・嫌い」と言う主観はさて置き、全ておいて紛れもなく「映画」と感じるものを観させてくれる。特に今作『流浪の月』は脚本、キャスティング、演出と演技などトータルで素晴らしい。
オールラウンダーでどんな役でもこなし、この世代の男性俳優ではトップの実力と言える松岡桃李さんが間違いないのは言うまでもない。
対する広瀬すずさんも、彼女史上で最も「演技」が光る。生きていくために身につけた「(やり過ごす)笑顔」は、鑑賞している我々が彼女の事情と想いを知るにしたがい、その「痛み、そして凄み」を感じさせる。
また、『永い言い訳(16)』で映画デビューした白鳥玉季さん、透明感とはつらつさの裏に感じさせる「後ろ暗さ」。
そして、横浜流星さんの初めのシーンから一瞬にして感じさせる「いけ好かなさと暴力性」。
さらに、「こういう役をやらせたら」と、完全にハマっている趣里さんと三浦貴大さん(貴大、太ったなw)らが周りを固め、鑑賞者を違和感なく物語に没入させてくれる。
TOHOシネマズ日比谷は公開1週目のわりに小さめ箱でしたが(『シン・ウルトラマン』に割りすぎなんだよ。。)、平日(サービスデイ)朝一の回は客入りもまあまあで、客層は比較的年齢高めな感じ。そのせいか、中盤以降トイレ退出数名ありましたが、私的には150分十分見応えがあって長くは感じませんでした。良作です。

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TWDera

4.5衝撃。見た後ボーとしてしまう

2022年5月18日
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興奮

小説を読まずに見ました。
独特な世界観。過去と現在を行き来しながら伏線が回収されていく。時間が長いので集中力が切れないか心配でしたが、完全に没頭してしまい、全く長く感じませんでした。

広瀬すずのインタビューをたまたま見る機会があり、魂を削って演じたとか(?)。すごい伝わってきました。また松坂桃李も別人でした。脱帽です。最後まで緊張感をもって見れました。

ストーリーや演技、全てが衝撃であまり処理できてません。皆さんにも是非見て頂きたいと思いました。

この後は少し楽して観れるものを見たいかも笑。
やっぱ映画ってすごいなと思いました。

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Joe Aso

4.0善と悪

2022年5月18日
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Miyu

3.5色気の群れ

2022年5月18日
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ブレミン

4.0想像

2022年5月18日
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話は複雑なのにいちいち説明がない分、それぞれが感じた気持ちを一生懸命伝えようとするシーンが強く印象に残ります。

もう少し詳しく知りたいなーとも思いましたが後は自分の想像でプラスにしたらいいのかなと思いました。

古びたベランダや風に揺れるカーテン、昼間の月と夜の月、コーヒー店の情景も
ステキです。

広瀬すずと横浜流星は繊細で大胆な演技も申し分なかったし、相変わらず不気味なくらい上手い松坂桃李で長い上演時間もあっという間でした。

好きな類いの映画です。

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5.0静謐な叫びと微かな救いを示す月の光

2022年5月18日
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それぞれが深い痛みを抱えていて、だからこそ人生がうまくいかず、苦しみもがきながらかすかな愛をつかみ取ろうと苦闘する。そんな人々の姿を丁寧にそして静かに描いている。
饒舌な叫びではなく、ひとり密かに、誰にも悟られることなく、苦しみは暗闇や水の中で吐露され、それを月は物言うことなく見つめている。

原作が素晴らしいのだろうけど脚色も良い。役者も良くて松坂桃李をはじめ子役の白鳥玉季、横浜流星など物語に説得力を加えている。
監督の演出のうまさと、それを引き立てるホン・ギョンピョのカメラ。美しい静物画のようなシーンに目を奪われる。
そして原摩利彦の硬質なピアノ。前作の「怒り」の坂本龍一のような印象。とても良い。今後チェックしたい音楽家になった。

重く困難な問題だけど多くの人に普遍的なテーマを扱っている。
結末に微かな希望が見えたのが救いだった。

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かとし