「本心は誰も知らない」流浪の月 ろくぶくさんの映画レビュー(感想・評価)
本心は誰も知らない
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自分たちだけがわかっていることを、世間には決して理解してもらうことはできない。この苦痛を、嫌というほど思い知らされた。実写の映画となっている分、小説よりリアルに。
自分が育った境遇から、りょうくんのようなパートナーと一緒にいてしまったり、性的な行為を疎む更紗の気持ちも分かるし、寄り添ってくれる女性を求めるりょうくんも頷ける。そして、性的な異常に悩む文も。更紗と文が抱える大きな問題を、ふたりで背負って生きる姿が素敵だと思えた。
とはいえ、重たいので、何度も観られるようなものではない。。。
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