劇場公開日 2022年5月13日

  • 予告編を見る

「感動しました。」流浪の月 makotoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5感動しました。

2022年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

感動しました。

人間の宿命、運命、縁を深く感じさせられた。

過去に少女誘拐事件で逮捕された文と少女更紗が、15年後に再会する。

そして、二人はまた一緒になるというのは、偶然ではなくて、必然、運命である。

お互いに、少年少女時代のトラウマに苦しみながら、乗り越えてきた。

更紗は、誘拐されたのではなくて、叔父からセクハラを受けて、家に帰りたくないので、

助けをもとめて文のところに行ったことを、警察にうまく説明できなかったことに、後悔をしていた。

死んでお詫びをしたいさえ考えていた。

しかし、文に会ってそのことを話したら、「生きていたから会えた」と言う文の言葉に感動した。

またしても救われた更紗は、文に恋をする。

文は、中学性から、ロリコンで悩んでいた。普通ではなく異常である。人間として、

「はずれ」であると感じていた。母に相談したが、理解してくれなかった。

人生に絶望した文に生きる希望を与えたのは、更紗であつた。

お互いに、喪失と再生を繰り返して生きる、その姿に感動しました。

最後に、文が僕といると「ずっと追われていく」と言うと、更紗は「そうしたら、またどこかに

流れていけばよい」という言葉にまた感動しました。

1回目よりも2回目のほうが、よく意味がわかりました。

是非見て感動してください。

makoto