「感動しました。」流浪の月 makotoさんの映画レビュー(感想・評価)
感動しました。
感動しました。
人間の宿命、運命、縁を深く感じさせられた。
過去に少女誘拐事件で逮捕された文と少女更紗が、15年後に再会する。
そして、二人はまた一緒になるというのは、偶然ではなくて、必然、運命である。
お互いに、少年少女時代のトラウマに苦しみながら、乗り越えてきた。
更紗は、誘拐されたのではなくて、叔父からセクハラを受けて、家に帰りたくないので、
助けをもとめて文のところに行ったことを、警察にうまく説明できなかったことに、後悔をしていた。
死んでお詫びをしたいさえ考えていた。
しかし、文に会ってそのことを話したら、「生きていたから会えた」と言う文の言葉に感動した。
またしても救われた更紗は、文に恋をする。
文は、中学性から、ロリコンで悩んでいた。普通ではなく異常である。人間として、
「はずれ」であると感じていた。母に相談したが、理解してくれなかった。
人生に絶望した文に生きる希望を与えたのは、更紗であつた。
お互いに、喪失と再生を繰り返して生きる、その姿に感動しました。
最後に、文が僕といると「ずっと追われていく」と言うと、更紗は「そうしたら、またどこかに
流れていけばよい」という言葉にまた感動しました。
1回目よりも2回目のほうが、よく意味がわかりました。
是非見て感動してください。
コメントする