「決めるのは本人たちではなく社会の目」流浪の月 TAICHIさんの映画レビュー(感想・評価)
決めるのは本人たちではなく社会の目
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「何もなかった」って証明が
一番難しい。ほぼ不可能。
更紗の人生で
一番「自由」だったのは
後にも先にも
あの2ヶ月間だけだったんですよね。
その後は
「誘拐の被害者」となってしまったので。
あの時は良かったっていう思い出だけで
頑張って生きてこれたのかもしれない。
本人たちは何も悪くない
周りが悪かったことにしちゃってるだけ。
でもその「周り=社会」とは
切り離して生きていくことはできない。
受け入れる?わけにはいかない。
受け入れたからってどうにもならないし。
もし小5の女の子じゃなくて
男の子だったらどうなってたんだろう?
誘拐にはなるんだろうけど、
ここまでのことにはならなかったのかも。
あと、女性が小5女子をだったら、とか
女性が小5男子をだったら
また話は変わってくるのかな。
「何もなかった」だとしても
結局は社会が決めること
ってなってしまうのかな。
本人たちには何もできない。
決めるのは「社会の目」
ものすごく怖い。
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