「詩的で叙情的な映像、余韻。」流浪の月 shocoさんの映画レビュー(感想・評価)
詩的で叙情的な映像、余韻。
緊張感のある、圧巻の映像
光と影、雲、雨など
しっとりと詩的で叙情的な静寂
役者さんはまるで憑依かのように
原作さながらそのひと達を生きていた
松坂桃李さん 広瀬すずさんは呼吸まで文と更紗そのもののようで苦しくて、
横浜流星さんが見たことのない目つきで怖いくらいにモラハラDV彼氏になっていたのも印象的
他、脇を固めるキャストも実力派揃いだった
内田也哉子さんが出演しているのを知らずに鑑賞していたが、映った瞬間に樹木希林さんの空気感のようなそれを感じてハッとしてしまった
社会の抑圧と偏見
深淵をのぞくとき 深淵もまたこちらをのぞきているのだ と思った
原作を読んでいても胸が締め付けられる
余韻を残す作品だった
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