「松坂桃李の演技に星5、優しさの裏に潜む性的渇望の狂気」流浪の月 もなくさんの映画レビュー(感想・評価)
松坂桃李の演技に星5、優しさの裏に潜む性的渇望の狂気
クリックして本文を読む
タイトル通りです。松坂桃李さんが上手くてキモい。
冒頭から生々しいラブシーンでまた濃い作品だなぁと
思ってはいたのですが、それが広瀬すずの性に対するトラウマの伏線だったのですね。
だから性的な見返りを求めず純粋に愛を注いでくれるフミくんに惹かれたのだと思います。
ただ、松坂桃李のあの目。あの空気。
人一倍、少女の肉体に恋焦がれていたのが画面からヒシヒシと伝わって最高に気持ちが悪かった。
少女と無邪気に遊ぶ際のサラサにも見せなかったあの笑顔こそが、彼の本質なんだなと感じました。
純粋に女の子が好きでたまらないのだと、そしてそんな自分を心底嫌悪しているのだと。
サラサのフミへの愛は一方的で、フミはこれから先本当の意味で大人になったサラサを愛せない。
愛し合ってはいるのに通じ合えないお互いの愛のあの終わりが切なくて、涙しか出なかったです
李相日さんの作品は好きだけど、疲れますね。
しかし広瀬すずさんは相変わらず全力で立ち向かうな。
本人は相当の負けず嫌いらしいですね。無茶な要求にも負けるもんか!と思ってしまうのかな。
賛否両論あれど素晴らしい女優さんだと思います。
コメントする