「2人にしか分からないこと」流浪の月 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
2人にしか分からないこと
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重そうな雰囲気に150分とまあまあの長尺に若干の不安を感じてはいたけれど良かった。
亮くんが激昂するところ以外は、ほぼ静かにゆっくり進んでいく。
男の子がいるか、女の子がいるかでも感じ方は違うだろう。更紗を家に帰りたくないと思わせた人は被害者家族で、文だけが悪いのか?
真相はどうであれ、法ではやはり誘拐になるし、世間(特にマスコミ)はよりセンセーショナルに捉えたがる。
ファミレス同僚のヒソヒソや、店前で文の写真を撮る中学生男子とか、被害者は一生被害者で加害者は一生加害者でいなければいけないという社会を見せられた。文と更紗が
一緒にいたら、それはそれで頭おかしいみたいな方向に持って行きたがる。
SNSをやってない自分にはイマイチ理解できない場面でもあった。
150分ながら、飽きる事も眠くなる事もなく引き込まれたのは作り手の力量か。
横浜流星くんが空手チャンピオンだったのは有名だけど、それだけにあの本意気のパンチ、怖い
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