「役者の葛藤・・・地上波での広瀬すずさんのインタビューで・・・」流浪の月 tonetieさんの映画レビュー(感想・評価)
役者の葛藤・・・地上波での広瀬すずさんのインタビューで・・・
役者・監督・原作・撮影すべてが期待値高め。公開楽しみにしてました。最近のインタビューで語った役者としてのバックボーンとなる人生経験の希薄さ・・・苦悩している広瀬さんを観ました。思わず応援したくなり、どんな演技になったのか?違う期待で、すずさん中心に鑑賞してきました。
主人公の家内更紗・文の経験なんて人生では皆無。事件をとりまく社会の状況・反応は、リアルな現実社会の事件や犯罪で、誰もが吐き気を伴うほど日々感じることができる経験・・・引き算的な人生経験では、作品の主人公の感情をどう演じていいのか分からないって、役者の広瀬さんは思ったのでしょうか?トラウマ・自己肯定感・誤認逮捕・DV・ネット社会・・・辟易する世界観と、分かり合える二人しか理解できない幸せな時間。最後に明かされる真実。美しい映像と突き抜けた今まででは見たこともない演技のハイブリッド、自身の仕事の最高峰を求める映画作りの気迫が伝わり、とっても好きな映画でした。(希薄と気迫:駄洒落じゃないですが・・・マジ思いました)リアルな脚本が好きな方には不向きかも?リアルな演技好きの方にはお勧めです。今まで見れなかった俳優陣の演技が見れますよー
また、広瀬さん作品期待してます!
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