「すべてはその一点に凝集されて」流浪の月 ケセラッセーラさんの映画レビュー(感想・評価)
すべてはその一点に凝集されて
階段を上がったカフェ、その焦点の向こうにボンヤリ浮き立つシルエットだけで彼だ!と気づく
前半から中盤は泣けるくらい良い絵が撮れている演出上の不確定要素にも応援されているようだった。しかも静けさが心地好くなんだか微笑ましく作品の雰囲気に浸っていたが、
後半はこれでもかこれでもかと苦味を足してきて情緒的な、ほど良い塩梅が完全に崩れ、この状況とその過程の根元までが露になりかなり攻めこまれました。
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