「長くない150分間」流浪の月 青い鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
長くない150分間
冒頭の
2人が出会う公園から世界観に引き込まれた。
無駄な場面やセリフは感じられず飽きる事なく
一気にエンドロールまで鑑賞。
世間からの隠れ家のようなきらきらした
優しい光が差し込む文と更紗の部屋。
足音に人間性が現れる
アンティークショップの階段と文の珈琲店
一つ一つの場面の光と陰が美しい。
テレビで観てる時とは違う役者たちの
内面から血を噴き出すのを抑圧したような
痛みと凄みにプロを感じた。
話の展開にはついていけない箇所もあったけど
それを上回る映画館で鑑賞するのにふさわしい
重厚な作品。
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