嘘喰いのレビュー・感想・評価
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偶然の可能性を前向きに考えたくなる作品
嘘を見破れなければ、即死。史上最恐の騙し合いゲーム、開宴。このキャッチコピーからは残酷さしか感じない。しかも、序盤はキャラクターに入り込めない時間があった。ところが時間が経つと、そんな世界観も見慣れていく。
「嘘喰い」という題名から入り組んだ展開を覚悟していたが、意外にも本作はわかりやすく、単純に面白かった。
究極の騙し合いのはずが、人の感情や熱意を捨てきれないエピソードを含んでいる点は、(命懸けの)他の映画とは違っていたことに少し安堵した。
ルールの難しい賭け事ではなく、わかりやすいゲームだった点も好印象。ただ、予想し難い仕掛けはしっかり潜んでいる。頭脳戦という面でもどんどん先に期待するような作り。人が駒のようでありながらも、実はそうでもないところなど細い繋がりで証明してくれているように感じた。
本作は、主人公「斑目貘(まだらめばく)」の「航空機制圧バトル」から始まる。その後、秀でた直感力により短期間での巻き返しが面白さの一つ。死をも恐れず運命に任せるような空気を漂わせつつ、横浜流星のキレのあるアクションと沈着冷静な頭脳が光っていて常に先を読んでいるかのような謎めいた言動も、主人公の魅力。
本作では、主役の脇を固める俳優陣は相対的に薄い存在になっている面があるが、作中で詳しくは描かれていないものの、一人一人のエピソードや背景のようなものが主人公を通して自然と伝わってもくる。
特に主人公の権利を奪った切間創一(櫻井海音)の存在感は只ならぬ雰囲気が出ていた。一方、台詞がほとんどなく未だ得体の知れない存在だ。
含みがあるような終わり方で、表と裏の全体をより把握したいため続編があるのなら期待したい。
漫画の実写はむずかしいが楽しみ方はある
実際に命を賭けた賭け事なんて、ないから
漫画だとこの荒々しく暴力的な世界観に没頭できるのだろうけど
実写だとどうしても漫画をなぞってるだけに見えてしまう
だがしかし、そこを割り切って楽しむという手もある
三浦翔平のよくある感じの悪役感とか、大層な言葉遣いとか、笑えるし
白石麻衣のちょっと無理がある配役、でも、がんばって演技してる感は応援できるし
賭けを仕掛けてくる老人の禿頭に3本くらい残ってる髪型とか
村上弘明みたいな石黒賢だと思って見ていたら、村上弘明だったし
(若いな!歳とってないな!)
森崎ウィンはいい感じにぴったり。
横浜流星はいろいろできるな。すごいな。
エンディングがBz
なんか映像的にはセット丸出しな感じがしたのだけど(首吊りの木とか、賭博場とか)
それはまぁ、漫画の娯楽作なので、
これぐらい作り物感でよいのだ
横浜流星
酷かった〜
原作をこよなく愛する夫が、苦手な映画館に行ってまで観たのですが、上映時間中ずっっっと心の中でツッコミ入れて疲れたらしい。笑
絶対一緒に見たい、酷さを共有したいと言われレンタルで見たのですが、原作を好きな人ほど、許せない映画だな〜と思いました。
特に蘭子が許せなかった。
姐さん感ゼロ。
しかも白石さんの「原作を読まずに挑みました!」みたいなコメントを読んで、原作読まずに何を演じられるのか?と相当頭にきました。
貘さんと梶くんはとても誠実に役作りをされていて、良かったなーと思います。
原作をそのまま映像化すれば普通に面白いのに、どうしてこんな風に歪ませてしまうんだろうなと非常に残念な作品でした。
嘘喰いとしてじゃなければ星3
原作とは全く別物。
嘘喰いとして見るとかなりがっかりする作品。
所々設定を変えてるのにもがっかりするけど、ハングマン戦とか運の要素で勝ってる部分があるのが残念。
獏がビビってるフリして時間制限付け加える所のビビってる演技は必要だと思うし、時間制限設けるのが遅すぎてワンチャン負けてる。
ババを佐田国(漢字忘れた)に引かせる所も、差し出したババを佐田国がそのまま引く映像は必要。何となく偶然ババ引いたみたいなノリで流して良いとこじゃない。
数分で組み込める大事な要素が抜けてるせいで、嘘喰いがただのラッキー野郎になってるのが問題。
本当の嘘喰いは全て計算で運要素0で勝つから魅力的なのに。。
ビーチとかカジノとかで佐田国戦ってるせいでカメラのトリックも曖昧になってる。毎回同じ場所で同じババ抜きをするから佐田国が無敗の意味があるし、誇り高い中立の立会人達の中で目蒲が会員と専属でイカサマをしている愚行が引き立つのに。
5分で単行本3冊(廃ビル1分、ハングマン4分、ハンカチ落とし1秒)流し見して作ったようなレベルの作品に感じた。
この監督の実写化はもう見ないレベルで残念。
蘭子の設定が酷い
次点でマルコ。
貘は飄々とした感じがマッチしてるし、梶も一般人風でよい。
心理戦に強い天才肌のキャラといえば本郷奏多がよくやってるイメージだが、違うキャストで出演してたのが個人的にツボ。アカギは良かったけど、貘だとちょっとひょうきん過ぎて合わないかな。
内容は、貘と梶の出会いであるルーレットのギャンブル、廃ビル編を改編したマルコとのギャンブル、メインである佐田国とのハングドマンの3つ。
なかでも酷いのが廃ビル編。
まあ尺的に改編は必須だろうが。まずビルから雑木林に変更。ペットが雑魚過ぎ。ロデムも弱すぎ。急にマルコが出てくる。
佐田国は雰囲気出てるけど、過去が爽やかイケメン過ぎるのでは?
あと、佐田国の秘書がほぼほぼ触れられない。
能輪美年が何故か壱號にいる。お前壱號無理じゃね!?
そして鞍馬蘭子。
貘との恋愛要素みたいのは要らんのよ。
貘と梶とマルコで和やかに飯食ってるし。
最後に原作ファンの為のCパートが入って終了。まああのギャンブルを映画で見られることはないだろうが。雰囲気は良かった。
中々の意欲作
Netflix鑑賞
コミックの実写映画化作品。
原作が大好きで、何だかんだ書籍も持ってます。
嘘喰い役の横浜流星が、軽いですがまぁまぁマッチしてますね。
ただ蘭子が恋する女の子みたでキャラが別物、立ち位置もオリジナルです。同じくレオも誰?な人。
妃古壱は大好きなだけに、もっとダンディーにして欲しかったなぁ…。ここら辺は難しいところでしょうね。
こちらは佐田国編をベースにしたオリジナルストーリーで構成。
原作のエピソードをちょいちょい繋げているのですが、中々難しい。
特にロデムのエピソードは入れる必要がないくらい、物語に全く絡んでいませんでした。
ファン目線だと色々気にはなりますが、中々の意欲作であるとは思いましたよ。
☆☆★★ 原作コミック未読 『スマホ…』に出演してしまった事で中田...
☆☆★★
原作コミック未読
『スマホ…』に出演してしまった事で中田秀夫にロックオンされてしまい、今回も出演する事になったのであろう麻衣やんの悲劇(´-`)
横浜流星はカッコよかったが、映画の中身はどうでもいい。
2022年2月11日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン11
迫力不足
原作未読、ただの横浜流星ファン
横浜流星の演技力に拍手。微笑みの使い分けが最高でした
だけどストーリー設定の映像化に難ありな感じ、演出も弱い。ギャンブル、裏金、命懸けの迫力に欠ける。
白石麻衣の演技も微妙。セリフ頑張って言ってるなという印象
レビュー消されたので再投稿
初めてレビュー削除を食らいました。
2000文字近いレビューを書いたのに削除されてしまって、また書き直す気力も価値も無いため、端的に述べます。
本作『嘘喰い』は見る価値のない映画です。25年前に『リング』で一発当てたので知名度はありますが、中田秀夫は映画監督としての実力は国内最低レベルだと思います。まさに「有名無実」を体現するかのような監督です。
駄作しか作れない彼に優秀な役者やスタッフや制作予算などのリソースを割くのは日本映画界の損失です。彼よりも実力のある若手監督が日本にはたくさんいらっしゃいますので、貴重な映画界のリソースはそちらに回していただきたいです。
以上です。
NETFLIXから拝見した。漫画は読んでないが、 ストーリーは普通...
横浜、横顔、最高。
あんたの嘘、俺が喰ってやるよ。
ただただ横浜流星の横顔と、力に頼らない機転を良いねぇカッコ良いねぇと見る作品。
横浜流星と仲が良い平野紫耀はクロサギで、
あんたを騙したシロサギ、俺が喰ってやるよ。
2人して似たようなものを餌にしているのね。
そんなもの食べて、美味しい?
だけど、横浜流星が演じる斑目獏の資金源は、暴力団トップの娘が出しているからねぇ。
裏社会のどこが勝ってもしょうもないグループ達の、賭け遊び。
三浦翔平と賀来賢人はキャラがかぶる。
真面目もぶっ壊れもできるモデル系で、芸能人夫婦。
どちらかが脇役で出ている作品なら、おそらく面白い。
邦画の中に、コメディも社会派も担える中堅がしっかり育ってきていて、ジャニーズに頼らなくても、顔でも演技でも主役を張れる存在がいる。
日本人として、とても安心できる。
白石麻衣が最初台詞回しどうしたの?と思ったが、
徐々に馴染んできて、
お育ちイマイチ、ちょっと寂しいキレキャラ美女みたいな役回りが似合うわ。
佐野勇人は、様々な作品に出て、どれもなんだか歪みのある役だが、どれも演じ分けされている。
日本を担う若者達が、老害も嘘もどんどん喰って欲しい。
カリカリ梅で頭が働き出す吉備団子方式じゃなくて、
閃いたら食べるのね。
炭水化物やブドウ糖の類でないところがなんとも斑目らしいが、もうちょっと、なにかまともなものを喰いなさい。
そして、梶や蘭子やマルコなど、仲間が増えると死は恐怖を増す一方で、勝つ気概も増す。
一般庶民凡人には関わったら、お金借りたら終わりの意識だが、裏社会にも背景や心がちゃんとある人達はいるのよねぇと。そこが海外スパイ映画のカジノ支配人やら守衛とは異なる描き方で面白かった。
蘭子、ちょろすぎやろ。あの子に組のトップは任せられんよ。
視聴者の幼稚化
それなりに面白かったけど、白石さんのところ以外は改変しないで、原作通りやってほしかった。
白石麻衣さんが意外によかった。
すごく演技下手なんだけど、これでいいと思う。
白石麻衣さんの役は、原作ではすごいババアで、嘘喰いのスポンサーみたいな役なんだけ
ど、映画では紅一点の嘘喰いの仲間みたいになっていた。
しかも嘘喰いのことが好きみたいな役だった。
白石さんは演技下手だし、可愛いし、ヤクザの組長で、賭郎会員という感じは全くしないけど、白石さんはこれでいいのかな?と思った。
白石さんのところは違和感しかないけど、『嘘喰い』自体がとんでもない設定なので、特に気にならなかった。
白石さんは普通の映画というよりも、マンガ原作のとんでもない設定の映画に出た方がいいと思う。
できれば他の女優さんと比較がない、紅一点みたいな役がいいと思う。
アイドル系の女優さんは白石さんに限らず、こういう使い方がベストかもしれない。
中田監督ってたぶんアイドル好きなんだろうなと思った。
内容的にはなんとなく原作を読んでいて「ハングマン」のあたりまでなんだろうなと思っていたけど、やっぱりそうだった。
でも予告見るといろいろと原作と違うようなことを書いてあったので、違うのかな?と思っていたけど、それは原作を改変した部分のことだった。
改変した部分も含めて十分面白かったんだけれども、やっぱり原作通りやってほしかったという気もする。
最初の脱出ゲームのところは森みたいなところで、ザバイバルゲームみたいになっていたけど、あれはやっぱり原作通り廃ビルがよかった。
森の中での戦いもそれはそれでよかったけれども、廃ビルの方が『ダイ・ハード』みたいになって盛り上がったと思う。
あと佐田国は研究者じゃなくて、原作通りテロリストがよかった。
研究者ではなんだかおかしい。
キャラ的にも設定的にもおかしくなる。
やっぱりあれはミサイルが発射されるかされないかみたいなところがいいところで、マルコが活躍できるし、スパイ映画みたいになる。
なんだったら「ハングマン」よりこっちの方をメインで改変してもらってもいいくらいだと思う。
この映画で原作通りやらずに改変している部分は、白石さんのところはよかったけど、後は原作通りの方がよかったような気がする。
なんだかこの映画は面白くしようとかいい映像を撮ろうとして改変しているのではなくて、単に安上がりで、撮りやすいように改変しているような感じがする。
中田監督な作品は何本か見ていて、アイドル好きでマンガも好きなんだろうけど、映画作りは撮りやすい方へ、安い方へ流れる傾向があるような気がする。
スタッフその他の人もいるし、製作費とかいろいろ制約も多いんだろうけど、新人じゃないんだからやるならもっとこだわりとプライドを持ってやってほしいような気がする。
お金払って見る人はそんな制約など関係ないし、こういう手抜きともとらえられるようなことでは納得しないと思う。
でも原作ファンに受け入れられるにはこれでは無理かもしれないけど、原作を読んでいない人ならイケメンとかもたくさん出ているし、十分満足できるレベルかもしれない。
特にゲーム的なものはすごくわかりやすいものばかりなので、苦労しないでわかると思う。
まいやん評です
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